【注目トレンド其の2:国産ミドルレンジ】

昨今、国産時計で数を増やしているのが、20万~30万円台の価格帯だ。外装クオリティを追求したモノや機能性を高めたモノなど様々だが、価格以上の価値を感じられるモデルが多い。時計大国スイスから地理的に離れている日本は、早くからムーヴメントやケースといったパーツの国内製造に着手していた。加えて技術大国として培われた、高い加工技術を有する製造メーカーも少なくないため、優れた品質でありながらも、製造コストを抑えられた良作が多いのだ。


KING SEIKO(キングセイコー)
SDKS001

2021年に限定で復刻モデルが発売されたキングセイコーが、22年よりレギュラーラインとして展開される。ベースモデルとなっているのは1965年に発売されたキングセイコーの2代目に当たる通称“KSK”で、初代にはなかった防水性能やハック機構を備えるなど実用的な進化が高い評価を獲得したモデルだ。

【セイコー、シチズン、オリエントスターほか】国産時計の2大トレンド、カスタムウオッチと本格機械式時計に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

■SS(37mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.6R31)。19万8000円

【セイコー、シチズン、オリエントスターほか】国産時計の2大トレンド、カスタムウオッチと本格機械式時計に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

KSKはシャープなケーススタイリングやボックス型風防など、キングセイコーにおけるデザインのオリジナリティーを確立したモデルで、今作でもこうしたディテールが再現された。

【セイコー、シチズン、オリエントスターほか】国産時計の2大トレンド、カスタムウオッチと本格機械式時計に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

当時のモデルをオマージュしたフラットな多列ブレスレットを新開発。多面構成による快適な装着感を実現している。また仕上げは鏡面とヘアラインを使い分け、高級感がある。

【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012


ORIENT STAR(オリエントスター)
メカニカルムーンフェイズ

セミスケルトン仕様やパワーリザーブインジケーターなどオリエントスターらしい意匠を盛り込み、オリジナリティーが発揮されたデザインも魅力となった1本。1971年開発の46系キャリバーがベース。ロングセラーゆえに信頼性が高く、かつ価格も抑えられた。

【セイコー、シチズン、オリエントスターほか】国産時計の2大トレンド、カスタムウオッチと本格機械式時計に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

■Ref.RK-AY0104N。SS(41 mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.F7M62)。19万8000円

【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室
TEL.042-847-3380


CITIZEN Series8(シチズン シリーズエイト)
870 メカニカル

8年の時を経て再始動したシリーズエイトの870 メカニカル。ベーシックでありながら、2体構造で磨き分けたベゼルなど外装の作りも凝っている。

【セイコー、シチズン、オリエントスターほか】国産時計の2大トレンド、カスタムウオッチと本格機械式時計に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

■Ref.NA1004-87E。ステンレススチールケース&ブレス。ケース径40.8mm。10気圧防水。自動巻き(Cal.0950)。22万円

【セイコー、シチズン、オリエントスターほか】国産時計の2大トレンド、カスタムウオッチと本格機械式時計に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

Cal.0950は、高スペックながらも4.1mm厚という薄型化と同時に、JISの第2耐磁も実現している。

【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807

文・船平卓馬(編集部)/提供元・Watch LIFE NEWS

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