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生物が優れた構造を獲得する過程

生物が優れた構造を獲得する過程

「ガラスの骨格を持つ海綿」偕老同穴(カイロウドウケツ)からより強固な建築物を作るアイディアが得られる
(画像=橋としても偕老同穴の骨格は優秀な構造であることがわかる / 橋としても偕老同穴の骨格は優秀な構造であることがわかる/Credit:Nature materials,『ナゾロジー』より 引用)

今回の偕老同穴をはじめとして、ハチの巣など生物が作る構造は、非常に優れた特性を持ちます。

しかし生き物たちが、このような優れた構造を獲得した背景には、厳しい自然淘汰の過程がありました。

カイロウドウケツの格子構造やハチの巣のハニカム構造なども、より優れた者が生き残るという生存競争の結果だったのです。

生物の命が作り出した構造や工夫が、人間の生活を支えているのかもしれませんね。


参考文献

sciencedaily


提供元・ナゾロジー

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