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金属とゴムの摺動部分に使用する「シリコン(ラバー)グリス」
パッドの裏に塗布することで鳴きを防止「パッドグリス」

金属とゴムの摺動部分に使用する「シリコン(ラバー)グリス」

耐油ではないゴム部品に油分が付着すると膨潤を招きます。膨潤はゴムがぶよぶよに軟化して膨らむ現象で、一度膨潤すると元には戻らないので部品としての機能を失うことになります。

【バイクメンテ】これだけあれば困らない、明日からできるグリスの使い分け!
(画像=オイルフィルターのゴムシール部に塗布することで、ゴムのねじ切れを防止できます。、『Moto Megane』より引用)

そのため、ゴムと金属の摺動部分にはシリコングリスを使用します。シリコングリスはゴムを冒さないので安心して使うことができるのです。

【バイクメンテ】これだけあれば困らない、明日からできるグリスの使い分け!
(画像=フロントフォークシールは組み付け時にシールのリップ部分にラバーグリスを塗布しておきます。、『Moto Megane』より引用)

例えばサスペンションのシールとかブレーキシールなどの部分に塗布することで動きが非常にスムーズになるし、錆も防ぐことができるのです。

スプレー式の「cciメタルラバー」でフォークの作動が良好に!

【バイクメンテ】これだけあれば困らない、明日からできるグリスの使い分け!
(画像=『Moto Megane』より引用)

メタルラバーは金属とゴムの摺動部分に塗布することで、作動をスムーズにできるスプレー。使用前後で明らかにブレーキの引きずりは抑制されるし、サスペンションの動きも良くなります。

【バイクメンテ】これだけあれば困らない、明日からできるグリスの使い分け!
(画像=『Moto Megane』より引用)

プロメカニックの信頼も厚いケミカルとなっています。

パッドの裏に塗布することで鳴きを防止「パッドグリス」

【バイクメンテ】これだけあれば困らない、明日からできるグリスの使い分け!
(画像=少量しか使わないので10以上前のものがまだ残っています。、『Moto Megane』より引用)

直接効きやタッチには影響がないのですが、ブレーキパッドの裏に塗布することで鳴きを防ぐことができるのがパッドグリスです。

【バイクメンテ】これだけあれば困らない、明日からできるグリスの使い分け!
(画像=『Moto Megane』より引用)

非常に粘度が高く、水や熱に強いのがパッドグリスの特徴です。ブレーキパッド交換の際にバックプレートに薄く塗布することで、ビビリを抑えて鳴きを防ぐことができます。

【バイクメンテ】これだけあれば困らない、明日からできるグリスの使い分け!
(画像=『Moto Megane』より引用)

パッドピンにも塗布しておくことで錆や摩耗を抑える効果が期待できます。