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スタイリングと走りのパフォーマンスを高バランスで両立させた人気車
精緻なエンジンが奏でるエキゾーストが魅力!

スタイリングと走りのパフォーマンスを高バランスで両立させた人気車

そんなCB400FOURはご存知の通り、大変な人気機種である。

特にオイルフィルターを避けるように、4本が流れるように弧を描くエキゾーストパイプは、その他のバイクには無い個性で、今見ても大変美しい。

また、当時の最新技術を詰め込んだ4気筒エンジンの外観も魅力的だ!

たった3年間しか生産されていないこともあり、現存台数は決して多くないと思われるが、輸出されていたので、現在は逆輸入車の中古車も見ることができる。

精緻なエンジンが奏でるエキゾーストが魅力!

時代に翻弄された悲運のカフェレーサーCB400FOUR“ヨンフォア”の魅力!【70s旧車バイク戦国時代】
(画像=1976 DREAM CB400FOUR-Ⅰ・中型二輪免許制度新設に合わせて排気量を10cc下げられた398cc車。タンデムステップ、燃料コック、ブレーキペダル形状、ホーンなどなど細かな部分に変更を受ける。、『Moto Megane』より引用)
時代に翻弄された悲運のカフェレーサーCB400FOUR“ヨンフォア”の魅力!【70s旧車バイク戦国時代】
(画像=1976 DREAM CB400FOUR-Ⅱ・サイドカバーがブラックになった76年以降のヨンフォアには、従来通り低めのハンドルの「Ⅰ」とアップハンドル装着車「Ⅱ」の2モデルが設定された。当時の価格は32万7000円で前期型と同価格だった。、『Moto Megane』より引用)

私も過去にCB400FOURに試乗させていただく機会を得たのだが、何よりも強く感じたのがエンジンの存在感だ。

50年近く前のバイクであるにも関わらず、4気筒のエンジンはメカノイズも無く、まるで精密機械のように息つきなく吹け上がるのである。車体は大柄男性には少し窮屈なほどコンパクトだが、軽量なのでヒラヒラと軽く、狙ったラインを思い通りにトレースできる。

そして、バイクを降りて眺めればうっとりするような美しいスタイリングだ。

決して劇的な走りがあるわけではないが、中年になって更にCB400FOURの魅力は深く理解できるようになった。

文・丸山淳大/提供元・Moto Megane

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