より完璧な人工生命体の創出
（画像＝人工生命体「JCVI-syn3A」が増殖していく様子 / Credit:Cell、『ナゾロジー』より引用）
今回の研究により、人工的に創出された生命体に、自発的な細胞分裂をおこなえる能力を与えることに成功しました。
成長と分裂に必要な遺伝子が判明したことにより、無からの生命創造という究極の目的に大きく前進したことになります。
また今回の研究は、細胞分裂に必要な遺伝子を、新たに5つ見つけることに成功しました。
今後、研究者たちはこの5つの未知の遺伝子の働きを解明することで、細胞分裂のより完璧な知識を集めていくとのことです。
もし実現すれば、人工生命体の技術レベルを多細胞体へと飛躍させる重要な基礎となるでしょう。
【編集注 2021.03.31 14:50】
記事内容に一部誤りがあったため、修正して再送しております。
参考文献
Scientists Built an Artificial Cell That Grows And Divides Like a Natural One
元論文
Genetic requirements for cell division in a genomically minimal cell
提供元・ナゾロジー
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