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かなしい男女の物語
群塚神社(むれづかじんじゃ)

かなしい男女の物語

こちらの公園には河童の伝説もありました。

限りなく透明に近いブルー。と、絶対に言いたくなる場所 ~明神池名水公園、群塚神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

むかしむかし、仲のいい男女のカッパが住んでいました。男のカッパはとてもいたずらでした。とうとう神さまにしかられ、池をおいだされました。

さよなら

きっとかえってきてね

女のかっぱはずっとずっとまちました。

いつしか女カッパはいなくなり、カッパ石だけが残りました。(看板の絵より)

限りなく透明に近いブルー。と、絶対に言いたくなる場所 ~明神池名水公園、群塚神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

平成9年にこの伝説に基づき彼の帰りを待ち続け、悲しみの中でも希望をもつ女河童が河童石の上に建立されたそう。

きらきらとした水面に座る女河童の姿は、最初は河童に見えず、一瞬ドキっとしてしまいました。

限りなく透明に近いブルー。と、絶対に言いたくなる場所 ~明神池名水公園、群塚神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

いつしか女カッパはいなくなり、とは、男のカッパも女のカッパも、一体どこに行ってしまったのでしょう。膝を抱えて空を見つめる女カッパの姿に切なさを感じます。

「仲のいい」って、友達だったのかなぁ、恋人だったのかなぁ。どちらにせよ、待つことって、とてもとてもつらく長い時間です。せつない。電話もなければ、LINEなんてないのですから!

私には待ち続ける力はないなぁなんて思いながら、まだ涼しさの残る風に吹かれます。透明の水の中の世界といい、河童のお話といい、この公園は完全にあっち側(人間じゃない方)です

群塚神社(むれづかじんじゃ)

明神池を眺めるようにある群塚神社にも立ち寄る事をお勧めします。

限りなく透明に近いブルー。と、絶対に言いたくなる場所 ~明神池名水公園、群塚神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

少し階段を登ります。

限りなく透明に近いブルー。と、絶対に言いたくなる場所
 ~明神池名水公園、群塚神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

立派な鳥居と、豊かな木々。特に木々の大きさに圧倒されます。さすが阿蘇。綺麗、大きい、のレベルが違います。

限りなく透明に近いブルー。と、絶対に言いたくなる場所 ~明神池名水公園、群塚神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

お参りをして、ありがたいお水に感謝します。こちらのお水は安産のお水としても有名だそう。

限りなく透明に近いブルー。と、絶対に言いたくなる場所 ~明神池名水公園、群塚神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

そして驚くべきはご神木様。ものすごいパワーとものすごい大きさ。これまた写真では伝わらない事をお伝えしておきます!

限りなく透明に近いブルー。と、絶対に言いたくなる場所 ~明神池名水公園、群塚神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

触れさせていただきます。少しあたたかく、生きているのが優しく伝わってきます。上を見上げるとどこまでも伸びているようでその大きさに少しぞっとするような、時の流れを感じます。

限りなく透明に近いブルー。と、絶対に言いたくなる場所 ~明神池名水公園、群塚神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

御利益としては安産、子授かり、子宝が有名だそうです。水はこんこんと湧きだし、木はどこまでも高く伸び、魚たちはきらきらと光りながら沢山泳いでいるここは、静かですが生命に溢れています。

限りなく透明に近いブルー。と、絶対に言いたくなる場所 ~明神池名水公園、群塚神社~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

勉強や仕事悩み事で煮詰まった時、ゆっくりお散歩してみませんか?この静かさと力強さの中で、何かが変わるかもしれません。

※来た時よりも美しく、をモットーによろしくお願い致します。

明神池名水公園

住所熊本県南阿蘇村大字吉田
駐車場あり

※記事中の情報は取材時点のものです。内容等変更になっている場合がございます。

文・ひらの/提供元・肥後ジャーナル

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