136種類のクラフトビールの試飲に挑戦!

136種類のビールを試飲!? 3年ぶりに開催されるビール好きの天国「ビアフェス」とは?
(画像=ずらりと並ぶビールブース、『男の隠れ家デジタル』より引用)

お目当ての飲み方が決まったら、いよいよビアテイスティングしてみよう。ビアジャッジの先生のおすすめのテーマでテイスティングするほかに、ビールの味わいの軽いものから重いものへと順番でテイスティングする方法もある。

ビールは色が薄いほど軽く、濃いほど重いのが一般的なので、ホワイトビールからペールエール、アンバーエール、黒ビールのような順番になる。そのほか、気になるブルワリーで攻めていくという方法もある。

136種類のビールを試飲!? 3年ぶりに開催されるビール好きの天国「ビアフェス」とは?
(画像=箱根ビールはかまぼこの鈴廣グループが製造している、『男の隠れ家デジタル』より引用)

今回は、おつまみに鈴廣かまぼこを買ったので、同じグループである箱根ビールの4種類からスタートした。

136種類のビールを試飲!? 3年ぶりに開催されるビール好きの天国「ビアフェス」とは?
(画像=箱根ビールの4種類と鈴廣のかまぼこ。オリジナルコースターももらえた、『男の隠れ家デジタル』より引用)

もともと箱根ビールは、かまぼこや和食に合うビールをコンセプトにしているそうで、実際にマリアージュしてみても、これがかなりの相性のよさ。ビールといえばソーセージやピザなどのちょっと味の濃い洋食と合うイメージだったが、すっきりとしたおいしさがかまぼこの味を引き立てていた。

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(画像=ハーヴェスト・ムーンのブルーマスター園田智子さん、『男の隠れ家デジタル』より引用)

各ブルワリーのブースを訪れるときに、ぜひトライしてほしいのがブルワリーのスタッフとの会話。中には、醸造責任者であるブルーマスターが来場している場合もある。

この日は、ワールドビアカップで金賞を受賞したハーヴェスト・ムーンのブルーマスター園田智子さんも来場。ビール造りの苦労や開発秘話なども気軽に聞くことができる。実際に熱心に話を聞く、ビールファンの姿も見られた。

136種類のビールを試飲!? 3年ぶりに開催されるビール好きの天国「ビアフェス」とは?
(画像=ハイランドポートブルワリーは気象予報士によって造られている、『男の隠れ家デジタル』より引用)

今回はさまざまなブースを巡り、20種類ほどテイスティングをした。初めにモンブランの風味のビールを紹介したが、ほかにも養命酒やコーヒーゼリーの味がするビールなどちょっと変わりダネもあった。さらにはフルーツビールやゆずを使ったビール、スパイスを使ったビールもたくさんあった。

中には、ワインのように酸味が感じられたり、苦味がまったくなかったり、フレーバーがドーンとくるものだったり、ビールの多様性が感じられた。さらに、全国各地のブルワリーが集まっているため、使っているフルーツやスパイスに地域性が感じられるのも面白い。

ビアフェスでは、コンクール受賞ビールも多数出品されていることもあって、ベーシックのスタイルを飲み比べたいと思い、「お気に入りのIPAを見つけよう」と参加した。しかし、ブースを巡るうちに、さまざまな味わいが気になってきて、その自由なスタイルに圧倒された。改めて、「クラフトビールは創作だ」と感じた今回のビアフェスだった。

136種類のビールを試飲!? 3年ぶりに開催されるビール好きの天国「ビアフェス」とは?
(画像=「2杯目のビール。」のビール3種類、『男の隠れ家デジタル』より引用)

新しい生活様式を打ち出していたため、グループでの参加は4人まで。会場を見渡すと、2〜3人での参加者が多く、年代も20代〜50代くらいまでと幅広かった。男女の数も半々くらいだろう。会場では、ビアジャッジの解説やブルワリースタッフとの会話もできるので、一人で参加しても暇を持て余すことはない。ビールを真剣に味わい、次はどのビールを飲もうかと考えていると、2時間はあっという間に過ぎた。また、来年も参加したいと早くも思うほど楽しいビアフェスだった。

多様性のあるクラフトビールとその創作意欲に出会わせてくれた3年ぶりのビアフェス東京2022。東京会場での会期は終了したが、今夏は、大阪、名古屋、横浜、沖縄でも開催が予定されている。近くに住んでいる人は、ぜひこの夏の予定に入れてみてはいかがだろうか。

【今後の「ビアフェス2022」のスケジュール】
●ビアフェス大阪2022
日時:7月16日〜17日 場所:マイドーム大阪「展示ホール」
●ビアフェス名古屋2022
日時:8月6日〜7日 場所:名古屋国際会議場「白鳥ホール」
●ビアフェス横浜2022
日時:9月23日〜25日 場所:横浜港「大さん橋ホール」

取材・文:岡本のぞみ(verb)

提供元・男の隠れ家デジタル

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