目次
5W1Hをビジネスとマーケティングに活かす方法
・コミュニケーションコストを改善する
・ロジカルシンキングを身につける
・ユーザー目線で売上に直結する施策を見つける
まとめ
5W1Hをビジネスとマーケティングに活かす方法
5W1Hは情報を的確に伝えるフレームワークであり、これはビジネスやマーケティングにも応用できます。
5W1Hをビジネスとマーケティングに活かす方法は、以下のとおりです。
・ コミュニケーションコストを改善する
・ ロジカルシンキングを身につける
・ ユーザー目線で売上に直結する施策を見つける
それぞれ順番に解説します。
コミュニケーションコストを改善する
コミュニケーションコストは、情報伝達にかかる時間や労力を意味し、低いほど仕事が進みやすくなります。5W1Hを活用することで、コミュニケーションコストを大幅に改善できます。なぜなら、5W1Hを網羅した情報の共有を行うことで、必要と思われる情報が適切に情報の受け手に伝わり、都度質問する必要がないからです。
コミュニケーションコストが増えてしまう原因は、後から情報の受け手が、繰り返し質問を行うことです。5W1Hの情報を網羅することで、何度も質問する必要がなくなり、結果としてコミュニケーションコストが改善されます。
また、コミュニケーションコストが改善されることで、結果的に業務の進行速度も上がるため、業務の効率化にもつながります。
業務の効率化だけではなく、業務における個々のフラストレーションも軽減できるため、時間以外にも大きなメリットを得られるでしょう。
ロジカルシンキングを身につける
5W1Hで物事を捉えることで、ロジカルシンキングを身につけられます。
特に、5W1Hの中でも「Why」を突き詰めることで、物事を順序立てて、論理的に説明できるようになるでしょう。
ロジカルシンキングを身に着けるためのトレーニング法としては、ある事象に対して「Why」を4回尋ねるというものがあります。
たとえば、「今回のマーケティング施策は失敗した」という事象があるとします。これに対する「Why」の回答の例は、「ターゲットの選択に失敗した」です。
さらに「ターゲットの選択に失敗した」理由を探っていく、というように「Why」を繰り返すことで、物事の本質を捉えるとともに、ロジカルシンキングを身につけられます。
もちろん、結論づける場合は、5W1Hのすべての要素を用いて漏れも重複もないMECE(ミーシー)な状態を心掛けることが大切です。
ユーザー目線で売上に直結する施策を見つける
先述したとおり、5W1Hの問いかけをユーザーに対して行うことで、ユーザー目線で商品を見れます。
ユーザー目線で商品を見ることで、ユーザーが求めているものが明確になり、売上に直結する施策を見つけられるでしょう。
マーケティングにおいて、ユーザー目線は非常に大切です。ユーザーに対する5W1Hの問いかけを定期的に行い、常にユーザー心理を反映したマーケティング施策を実施しましょう。
まとめ
本記事では、5W1Hの概要と、ビジネスやマーケティングに活用するための方法を解説しました。
5W1Hはコミュニケーションにおいて有用なだけではなく、ビジネスの実務やマーケティングにおいても応用が効きます。
ぜひ本記事を参考に、5W1Hをビジネスの現場で有効活用してください。
提供元・MarkeTRUNK
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