豪快な消し込みから良型ゲット
5時40分にエサ打ち開始。と同時に水面直下に魚影が現れた。2投目、トロ巻きセットらしい豪快な消し込みで良型がヒット。さらに次投も同サイズがヒット。
伊藤 さとし
「あれ。もしかして、きょうはいい日かな?」
聞くとそれもそのはずで前日は同ロープに10人が並んで、しかもクリアレイクがもっとも嫌う無風のベタナギだったとのこと。この日も風は弱いが、並びに4人だけで間隔も空いているので人災の影響はほぼゼロ。
伊藤 さとし
「もしかしたらセットでは、かえって釣りづらくなるかも」
伊藤の予感は的中し、エサ打ち回数が増えるほどにカラツンが目立つようになる。
伊藤 さとし
「両ダンゴではアタらないとか、逆にカラツンだらけで釣りきれない時にやるのがトロ巻きセットなのに、これなら両ダンゴのほうがいいかもね」
チョウチン両ダンゴで計45枚
そこで試しに竿はそのままで両ダンゴにすると、これが不思議と思うようにアタリが増えていかない。やはり水面が穏やかな影響で食い渋っているのだろうか。
ならばと普天元獅子吼16.5尺竿のチョウチン両ダンゴに切り替えた。タックルは将鱗へらタイプⅡ道糸1号、同ハリス0.5号40-50cm、ハリ上下ともバラサ7号、ウキSATTOイエローグリーン×グリーンラベル11番(グラスムクトップ0.8mm径(エサ落ち目盛7節出し)。
両ダンゴのブレンドは『カクシン』400㏄+『コウテン』200㏄+『凄麩』100㏄+水200㏄。
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再開すると案の定、食い気のある魚は深めのタナにいたようだ。いわゆるチョウチン両ダンゴらしい受けと触りながらナジんでのズバッ。
伊藤 さとし
「テーマとは違う釣り方になっちゃったけど、このアタリで釣れてくるなら面白いね。型も10.5尺竿の時よりも断然いいし」
結局、16時まで竿を振り続けて釣果は計45枚。そのうちトロ巻きセットでは20枚だった。型はセットが500~600g平均で16.5尺竿の両ダンゴでは700~800gがそろった。
次回も「ヒゲトロでトロ巻きセット」です。
<週刊へらニュース伊藤さとし/TSURINEWS編>
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この記事は『週刊へらニュース』2021年8月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
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