根掛かりのようなヒット

11時の上げ潮。末っ子がレンコとホウボウを釣っていた後ろで長男はスロージギング。タイラー100gをシャクっていたところ、「ごめん、根掛かりした~」と申し訳なさそうに声を上げた。助けに行こうとしたら「あ、動きだした」と言ったので「魚なら良かった。がんばれ~」と言っていったん放置。
その後、結構ゴリ巻きしているが思ったよりファイト時間が長い……。リールに巻いているPEラインは2号。フックも大きいので強度的には大丈夫だろうと思いつつ、見に行ってみるとジギングロッドがかなり曲がってドラグが鳴りまくっている。

子連れジギング釣行で中3息子が97cmモンスター級大型マダイを御用
(画像=ファイトシーン(提供:週刊つりニュース西部版APC・小佐々康生)、『TSURINEWS』より 引用)

やり取りも見ていて不安はなかったのだが、上がってきた魚が船の反対側に突っ込んだ時にラインをペラに巻いてしまった!下手に巻くとラインが切れてしまう状況。船長の指示の元、ラインを緩めたりゆっくり巻いたりを繰り返して15分、どうにか船の反対側に浮いてきたマダイを船長がどうにかキャッチ!上げてみると異常にデカイ……。今まで見たことないサイズの大ダイだった。

97cmモンスターサイズ堂々浮上

船長が計測してみると全長97cm、重量11.2kgのモンスターサイズ。目が出ているのでリリースは難しいとのこと。せっかくなので、釣具のポイントで魚拓を取り、大事にいただくことにした。見た目はオスのようだったが、腹から真子が出てきたのでメスの個体。あとで調べてみたのだが、申請できていればJGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)ジュニア日本記録だった!

子連れジギング釣行で中3息子が97cmモンスター級大型マダイを御用
(画像=モンスタークラスのマダイ(提供:週刊つりニュース西部版APC・小佐々康生)、『TSURINEWS』より 引用)

帰りに釣具のポイントに寄ってみたところ、現在は墨の魚拓はもうやっておらず、撮影した写真からおこす「デジタル魚拓」に切り替わっていた。写真を撮って原寸のサイズに印刷して渡す、という流れだ。

子連れジギング釣行で中3息子が97cmモンスター級大型マダイを御用
(画像=家族で記念撮影(提供:週刊つりニュース西部版APC・小佐々康生)、『TSURINEWS』より 引用)

このサイズにお目にかかることはもう一生ないと思う。私のマダイ記録80cmを中学生の息子にあっさり破られてしまったが、まったく悔しくなく非常にうれしく誇らしかった。

<週刊つりニュース西部版APC・小佐々康生/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2020年9月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。

緊急事態宣言は解除されましたが、外出については行政の最新情報を確認いただき、マスクの着用と3密を避けるよう心がけて下さい。一日も早く、全ての釣り場・船宿に釣り人の笑顔が戻ってくることを、心からお祈りしております。

提供元・TSURINEWS

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