シトロエン C3
2008、キャプチャーと来れば、忘れてはならないのが、シトロエンの「C3」です。厳密にはBセグメントのコンパクトカーですが、3代目はクロスオーバー的なスタイリングに一新されました。
その特徴はなんと言ってもエクステリア。「エアバンプ」と呼ぶドアシルガードは、都会的でありながら、オフロードのイメージも併せ持っているので不思議です。インテリアが外装ほどユニークではありませんが、センスのいいデザインで品よくまとまっています。
C3も1.2ℓ直3ターボエンジンを搭載しており、クラスを超えた高い動力性能を持った車です。ドライブフィールは見た目ほど大胆ではなく、どちらというと堅実な印象。高い剛性感を感じさせるフィーリングは、ラテン系というよりドイツ車のような味です。
駆動方式は全グレードFFで、価格はなんと219万円から。クラスから考えると高いようにも思えますが、C3のアイデンティティを考えれば高くはないと言えます。
アウディ Q2
次に、人気のドイツ車からこの一台。高額なドイツ製SUVの中で、200万円台で買えるのが昨年6月に発売されたアウディ「Q2」です。2008とほぼ同じサイズですが、ローフォルムに見えるのはデザインゆえでしょうか。
日本仕様の搭載エンジンは、1.4ℓ直4ターボと1ℓ直3ターボ。200万円台なのは1ℓエンジンで、299万円!ギリギリ!
アウディ車の魅力は、絶対的な高級感と安定感のある乗り味ですが、このQ2にも同じことが言えます。運転席に座った瞬間に、五感で「あっ、高級」と感じ取ることができます。ドライブフィールが軽快ではありませんが、どっしりとした安定感があり、気がつくといい速度域になっているというような感じです。奇をてらうことなく、いい車に乗りたい人にオススメの1台です。