日本はいますぐ何をすべきか

簡単に言うと「景気を良くして金利上げて円安を停止させる」というのが一番良いわけです。

すっごく簡単な事です。つまり

G7と同じにすればよろしい

そうすれば、経済は回り、みんなが買い物したり、物は売れるし経済は好転。給料も上がって良いインフレになります。具体的には

コロナの規制を完全に止めて政府が勝利宣言!!
入国規制をすぐに撤廃してインバウンド大歓迎

と、これだけです。なんでこんな簡単なことが先送り総理にはできないのか。

まず、日本国内の景気の低迷は、これだけ言われているのにもかかわらず外でもみんなマスク。いまだに大人数の会合や飲食は忌み嫌われ、イベントはみんな中止や制限付き。これでは景気の回りようがありません。周囲を見たら全員マスクをしているというのは明らかに非常時であり、本気でお金を使って楽しむという気持ちが失せます。経済はマインドなのです。出かけることが増えれば服も売れるし飲食も潤います。少子化も少しは止まります。

なぜG7で日本だけがこうなのかというと、政府がコロナ終結宣言をしないからです。G7も韓国もベトナムもみんなやった。台湾はいま未接種の高齢者主体に死者が増えていて日本と人口あたりで同じくらいに追いつくがそれでも経済開放に向かい、制限は撤廃の方向です。コロナで好きで未接種の高齢者が死ぬより、経済破壊のほうが国にとってのちのちの禍なのです。

くわえてインバウンドが数十万人規模でくればみなさん円を買うわけですから円安の動きにストップがかかります。

航空業界もホテルも飲食も行楽施設もお土産屋も交通機関もウハウハで景気爆上げ

なんでこんなことがわかっているのに、6月に5類にするといっていた岸田は昨日の国会答弁で「まだそんな段階ではない」と・・・

入国規制も、金利をあげるのも、コロナ終了宣言も、すべてまだそんな段階ではない、検討するという逃げまくりのリーダーの元で日本は滅んでいきます。仮に米国株の下落からリーマンショック並の不況がきたとしても、欧米は9ヶ月前からのバブル景気で蓄えた余力がありますが、日本はまだ国として自粛中です。

半年後によっこらせと入国規制を解除しても、そのときには世界は大不況だったりすると日本は間違いなく死亡フラグです。ちなみにリーマンショックの時はあれほど増えていた訪日観光客が一気に2〜3割減りました。

わたしと音喜多君、立憲の中谷さん、自民の藤末さんの新刊「日本沈没を食い止めろ!」がでました。

景気が停滞して給料は上がらず物価だけが上がるという日本の現状を分かりやすく解説します
(画像=クリックするとリンク先に飛びます。 、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年6月14日の記事より転載させていただきました。

文・永江 一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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