筆者コメント

会合において川田龍平氏から発言を求められたので、連盟発足の時期に関する上記問題に加え以下の愚見を述べました。

  • 会合参加者の大部分がmRNAワクチンの危険性に重点を置く人からなる中、科学的な中立性/正確性の維持を目的として、連盟が拠り所とする科学的知見の多様性を確保することを提案しました。
  • 会合において子どもに関する話題が乏しかったため、子どもに焦点を当てるよう求め、現在学校生活等で辛い思いをしている子どもの声を紹介しました。
  • 連盟の名称について、「慎重」の語を用いないことを提案しました。昨今ワクチンとの関連において「慎重」の語が従来とは異なるニュアンスを伴い、この語の使用自体に拒絶反応を示す人がいると感じたからです。

複数の議員が、政治的な傾倒や主張よりも子どもの健康を重んじ、未知の側面を有するmRNA技術に関し「リスクとベネフィットをあらゆる方向から検証すること」(趣意書より引用)は、意義深い試みです。この試みが科学的に妥当な実を結ぶためには、連盟各位において、高度に科学的な考察がなされる必要があると考えます。

世論において子どものワクチン接種に対し慎重な意見が多い中、参議院選挙を目前に、連盟の動向に注目しています。

家田 堯
一般社団法人発明推進協会(東京都港区)、知的財産研究センター翻訳チーム課長。翻訳家。英語、イタリア語、ハンガリー語、ロシア語の翻訳実績がある。学生時代の専攻は音楽。mRNAワクチンに関し様々な観点から情報を紹介するウェブサイト、Think Vaccineを運営。

文・一般投稿/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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