シーテッドマシンロウイング
中背部のコントラクト種目
ロウイングマシンに取り付けたハンドルを両手で握り、一歩後退した位置に立つ。上体を床面に対して70度ほどに前傾させる。背中が床面と水平になるまで前傾している人がいるが、そこまで深く曲げる必要はない。
その姿勢から、ハンドルを下っ腹に向けて引きつける。引きつける際は、左右の肘を背中で合わせるようなイメージで、しっかり中背部を収縮させよう。もちろん、左右の肘がついたりはしないのだが、そういうイメージを作ることで、トップポジションまでしっかり可動域を使った動作ができるはずだ。
トップでは特に広背筋の下部を意識すること。この部分を意識して収縮させると、痛いくらいの強い収縮が得られるはずだ。トップからスタートポジションまでケーブルを戻すときはゆっくりと行い、スタートポジションでは十分にストレッチが得られるようにする。 この種目で最も重要なのはトップポジションだ。収縮時に2秒止めることでコントラクト種目となる。中背部の収縮を最大限に得るようにしよう。
ビハインドネック・プルダウン
大円筋のコントラクト種目
首の後ろにバーを引き下ろすビハインドネックの種目は危険であると考えている人は多い。しかし、正しく行えば、この種目が原因で肩を痛めることはほとんどなく、むしろ大きな効果をもたらしてくれる。ただし、すでに肩を痛めているという人にとっては、この種目によって状況を悪化させる可能性があるので避けたほうが賢明だろう。
この種目では、首の根元までバーを引き下ろしてはならない。この種目に関して言うなら、フルレンジで行う必要性はないのだ。むしろ“ 最後のもうひと引き”がケガの原因になることが多いということを覚えておこう。大円筋を刺激するのに必要な可動域は、トップから頭頂部まで、もしくは頭頂部から少し低い位置までの可動域だ。
提供元・FITNESS LOVE
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