ベトナムのホーチミンは首都ハノイと並ぶ巨大な都市で、毎年大勢の日本人旅行者が訪れる人気の観光地でもあります。現地ツアーに参加する以外でも、グルメやショッピング、スパなど自由行動で市内散策を楽しむことができるのがホーチミン観光の魅力でもあります。

しかし、ホーチミンはベトナム最大の経済都市でもあり、初めての旅行者が訪れるならば「どこへ行けばいいか分からない」といった状況に陥るのも珍しくありません。

そこで、ここでは初めてのホーチミン旅行者向けに、市内観光エリア及び一度は歩いてみるべき通りをご紹介します。

目次
ホーチミンの中心は「市民劇場周辺エリア」
「聖母マリア教会&中央郵便局」周辺もホーチミン観光の要所

ホーチミンの中心は「市民劇場周辺エリア」

初めてのホーチミン旅行で押さえておくべき通り/エリア
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ホーチミン市1区に建つ「市民劇場」は観光の拠点として知られていますが、名実ともにホーチミン市の中心でもあります。傍には日本の都庁に相当する人民委員会庁舎とベトナムの象徴であるホーチミン氏の銅像が立っています。市民劇場からサイゴン川までの500mほどの道沿いには日本人旅行者行きつけのスパやレストラン、お土産店に高級ホテルが建ち並んでいて、ここが有名なドンコイ(Dong Khoi)通りとなります。

ドンコイ通りの隣を並行して走るグエンフエ(Nguyen Hue)通りは歩行者天国になっていて、大規模なイベントも不定期に開催されます。また、この周辺にもたくさんのお店があることから、旅行者の間ではドンコイ通りとグエンフエ通りの周辺を合わせて「ドンコイエリア」と呼ばれています。

「聖母マリア教会&中央郵便局」周辺もホーチミン観光の要所

初めてのホーチミン旅行で押さえておくべき通り/エリア
(画像=『たびこふれ』より 引用)

市民劇場をドンコイ通りとは逆方向へ3分ほど歩くと、聖母マリア教会(サイゴン大教会)が見えてきます。また、同教会の隣には中央郵便局もあり、さらに5分ほど歩くと統一会堂が見えてくるなど、市内観光の要所となるエリアであることが分かります。ホーチミンの場合はガイドブックに載っているような観光スポットはあらかた狭いエリアに集まっているので、その気になれば歩くことも可能です。

中央郵便局の脇を走る200mほどの通りはブックストリートと呼ばれるエリアとなり、十を超える書店やブックカフェが通り沿いに並んでいます。ベトナム語の本も記念に買ってみるのもいいですし、お洒落なオープンカフェで小休止をとるのもおすすめです。ちなみに聖母マリア教会周辺は夜になると若者カップルのたまり場となります。ベトナム人の暮らしをのぞいてみるのもいいかもしれませんね。