これから夏本番を迎えて気温が35度を超えるような猛暑の日々がやってきます。
人間はもちろんげんなりなのですが、暑さはバイクにとっても厳しいものです。
排気量の大きなエンジンは発熱量も大きいですし、排ガス規制の影響からマフラーには触媒がたっぷり詰まっているので、これがまた熱を持つのです。
目次
水冷車はラジエター回りの点検を実施!
真夏こそエンジンオイルには厳しい季節!
水冷車はラジエター回りの点検を実施!
夏を迎えるにあたり、水冷車ならばまずは冷却系のチェックを行っておきたいものです。
リザーバータンクに冷却水が入っているかを確認しておきましょう。
また、水温計の針は安定しているか? オーバーヒートの兆候は無いか?の確認は今の時期にしておきます。さらに、見える部分の冷却ホースが劣化で膨らんでいないか?ひび割れが無いかも見ておきます。
冷却水温が異常に高まり、圧力上昇すると冷却水路の最も弱い場所から吹き出すことになります。冷却水が漏れればそのまま走ることができなくなってしまうのです……。
真夏こそエンジンオイルには厳しい季節!
気温の低い真冬と気温の高い真夏はエンジンオイルにとって、もっとも厳しいシチュエーションになります。
エンジンオイルは125~130℃を超えると、極端に潤滑性が失われます。オイルがシャバシャバとなり、油膜を保てなくなった結果、エンジン各部の摺動面に摩耗やかじりを発生させてしまう恐れがあるのです。
更に最悪のケースでは、焼付きやヘッドの歪みなどを起こすことも考えられます。
エンジンがブローするような状況は、質の低いオイルを使い、高回転で無理にエンジンを回し続けるなどの無茶がないとあまり起こることは無いですが、気温の異常な高さはエンジンにとって決して好ましいものではないのは確かです。