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ギアごとの感想と振り返り2:寝具類
訪れたフィールドの魅力をご紹介!

ギアごとの感想と振り返り2:寝具類

シュラフ(寝袋)

【デュオキャンプ】ソロキャンプ装備+αでどこまで楽しめる?〜実践編〜
(画像=ライター撮影、『暮らし〜の』より引用)

息子は4シーズン、私はサマーシュラフとダウンブランケットを組み合わせて眠りました。少し肌寒さを感じるものの、寝付けないほどではありません。

夜中に息子が「少し寒い」と言っていたため、準備しておいたカイロを渡すと快眠できたようです。冬向けのシュラフやアイテムとライトギアをそろえておくと、春先や秋のキャンプでも対応可能とわかりました。

コット&マット

コットに加えて、それぞれエアーマットとウレタンマットを1枚ずつ分けて使用しました。それでも、冬キャンプのときのような底冷えを感じることなく、快適な睡眠環境を整えられたと思います。

気温がネックになるシーズン以外は、コット+マット1枚で十分でしょう。「コットがあればマットは必要ない」との意見もありますが、初心者にとってキャンプでの寝心地は重要です。

マットはリーズナブルな価格でそろえられますし、寝具以外にもグランドシートの上に敷いたり、座布団にしたりとアレンジが利きます。

就寝時も、冬ソロ装備+ライトギアで春のデュオキャンプできる!
・不慣れな人に4シーズンシュラフ+コット+マット
・慣れている人はサマーシュラフ+ダウンブランケット+コット+マット
・念のためにカイロなど防寒装備を整えておくと◎

訪れたフィールドの魅力をご紹介!

【デュオキャンプ】ソロキャンプ装備+αでどこまで楽しめる?〜実践編〜
(画像=ライター撮影、『暮らし〜の』より引用)

息子と2人で訪れたのは、和歌山県田辺市にある「アイリスパークオートキャンプ場」です。山と川に挟まれた静かなフィールドでくつろぎの時間を過ごせます。一番の魅力は、フィールド内に掛け流しの温泉「女神の湯」があることです。

基本情報
・住所:〒646-1402和歌山県田辺市中辺路町近露128-1
・電話番号: 0739-65-0410
・アクセス(バス):龍神バス「本宮大社行き」もしくは「発心門王子行き」でJR田辺駅から約1時間。「観音寺前」バス停下車、徒歩10分
・アクセス(車):紀勢自動車道「上富田IC」から国道42号線をJR白浜駅方面へ「岩崎」の交差点を左折して311号線を約30km。「逢坂トンネル」を抜け、道の駅「熊野古道中辺路」を過ぎ、「近露トンネル」を抜けてすぐ
・サイトやコテージの種類:AC電源付きサイト/15サイト、電源なしサイト/25サイト、バンガロー/14棟
料金表
・日帰り入浴:650円(入湯税150円込)
・デイキャンプ:大人(中学生以上)700円、子ども(5歳以上)350円。入浴料は別途
・キャンプ・バンガロー:入園料×人数分+(部屋・サイト代)
・入園料(温泉、バーベキュー場使用料を含む):大人(中学生以上)1日1,300円、2日目以降1,200円、 子ども(5歳以上)1日目800円、 2日目以降 700円

料金の一例を紹介すると、今回は高校生の息子と2人だったため、大人の入園料1,300円×2 +電源なしサイト3,500円の合計6,100円でした。詳細な利用料金、施設情報は公式サイトをチェックしてみてください。

実際の感想!

「アイリスパークオートキャンプ場」は、私が住んでいる場所から片道4時間弱かかり「アクセスがいい」とは言い切れません。今回選んだ基準は以下の3点。

・温泉が敷地内にある
・自然に囲まれたロケーション
・熊野古道へのアクセスのよさ

それぞれに分けて実際に体験した感想を紹介しますので、チェックしてみてください。

1:敷地内にある温泉「女神の湯」

【デュオキャンプ】ソロキャンプ装備+αでどこまで楽しめる?〜実践編〜
(画像=ライター撮影、『暮らし〜の』より引用)

キャンプ場内に温泉施設があるのは初めてです。「女神の湯」は弱アルカリ性の泉質となっており、とろみがあります。かけ湯をして温泉に浸かると、体の表面がツルツルになる感覚を味わえるのが特徴です。

弱アルカリ性泉質の効能としては、皮膚を柔らくし、脂肪や分泌物を洗い流せます。ほかにも、神経痛や慢性皮膚病に適応していると表記されていました。鍵付きのロッカーはないため、貴重品は車内に保管しておきましょう。浴室自体は、少し広めのお風呂場です。繁忙期には混み合いそうなので、入浴する時間をずらすなど工夫したほうがよいでしょう。

キャンプ場に温泉があるメリット!

キャンプへ出かけると、帰宅するまで煤の匂いが髪の毛や体、衣服にこびりついていました。場内に入り放題(宿泊客は6〜23時まで入浴可)の温泉があると、汗をかいて気持ち悪くなっても、焚き火を楽しんだあと気になるニオイもすぐにリフレッシュできます。

常連キャンパーさんの声

私は元来、風呂好きということもあり、1泊2日で4回入浴。朝風呂に浸かっていると、常連らしきキャンパーさんがお声かけくださり、こちらのフィールドへ訪れる頻度や目的を教えてくれました。

その方は、各地でグループキャンプを主催されているそうですが、やはりキャンプ場に温泉施設があるのは珍しいようです。

キャンパー同士の交流がしやすい

キャンプ連載のため、現地へ訪れる楽しみは地元の方やキャンパーさんとの交流です。冬は1人を楽しむ人が多く、積極的にキャンパーさんには声かけをしません。施設のオーナーさんや取材外で、現地の人にお話を聞くことがほとんどでした。

しかし、裸の付き合いというのがあるのか、温泉に浸かると会ったこともない人同士でも声をかける・かけられるのが醍醐味。「ソロキャンプですか?」「このキャンプ場は初めてですか?」など、他愛もない話から近隣情報の交換、お互いのキャンプ歴まで気軽に交流できます。

2:自然に囲まれたロケーション

【デュオキャンプ】ソロキャンプ装備+αでどこまで楽しめる?〜実践編〜
(画像=ライター撮影、『暮らし〜の』より引用)

私がテントを設営させてもらったサイトは、日置川が目の前に流れていました。川のせせらぎや鳥の鳴き声がこだまするなか、のんびりとしたキャンプを楽しめるのが魅力です。

目の前に流れる川は水深もなく、流れも比較的緩やかなため、夏場は川遊びするにもちょうどよいでしょう。子ども向きの遊具や施設はありませんが、小さな子連れキャンプでも1日中遊べそうです。

施設設備について

施設設備は洗い場やバーベキュー場、販売品など「最低限」といったイメージです。普通のキャンプ準備をしていけば困ることはありません。食材や燃料などキャンプに必要なものは、訪れるまでの道中にある「Aコープ」で調達するとよいでしょう。

3:熊野古道へのアクセスのよさ

【デュオキャンプ】ソロキャンプ装備+αでどこまで楽しめる?〜実践編〜
(画像=ライター撮影、『暮らし〜の』より引用)

熊野古道は2004年、世界文化遺産に登録された参詣道です。熊野三山と呼ばれる「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」に通じる参詣道。道は三重県、奈良県、和歌山県、大阪府に跨っています。全長は1,000kmに及ぶとされ、紀伊路や伊勢路など多彩なコースを巡れるのが魅力です。

「道の駅古道歩きの里ちかつゆ」まで近い!

私が訪れたのは、熊野古道でも一番人気がある「中辺路(なかへち)」の「近露(ちかつゆ)」の周辺です。フィールドから車で10分程度の場所に「道の駅古道歩きの里ちかつゆ」があります。駐車場に停めてから、道の駅の販売員さんに声をかけると無料で地図をいただき、近隣の見どころを親切に教えてくれました。

「古道を歩き、木漏れ日を浴びながら石畳を踏む」。コースの下調べをせずに訪れましたが、慎重に歩けば問題なく散策を楽しめるルートです。見どころとしては「牛馬童子」や眺めのよい「見晴らし台」を往復1時間弱で巡ることができました。