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自分にとっての当たり前は、周りにとっての大きな価値になる
お見合いか、マッチングアプリか

自分にとっての当たり前は、周りにとっての大きな価値になる

宮﨑:
「会社員としての転職」と「フリーランスとしての案件獲得」、それぞれをご経験されていらっしゃいますよね。何か共通点はありましたか?

松本:
他人目線の大切さです。「自分のことは自分が一番わかってる」とよく言われますけど、自分だからこそ気づけてないことって意外と多いんですよね。

自分では当たり前だと思ってやっていた業務が、他の人にとっては簡単にできないことだったり、なんてことないと思っていた実績が、その案件にすごく生かせる内容だったり。

せっかくの強みに気づけなかったら、企業にアピールできず終わってしまいます。それって、もったいないですよね。

そうならないためには、自分のことについて周りの人から教えてもらう必要があります。

40代からフリーランスへ転身。Webディレクターの案件獲得術
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

宮﨑:
第三者目線だからこそ、わかることですね。どんな相手に聞くべきでしょうか?

松本:
一緒に働いている同僚や同業者の知人がおすすめですね。

もちろん家族や友人に聞くのも悪くはないんですが、仕事をしている自分の姿を知っている相手だからこそ、わかることがあると思うんです。そしてそれこそが企業にアピールするべきポイントなんです。

あと反対に、自分と仕事をしていてやりづらかった点について聞くことも大切です。他人目線からわかる自分の欠点を改善できれば、その分だけレベルアップできます。なかなか痛い指摘をしてもらえる機会がないからこそ、気心知れてる相手に頼んで教えてもらいましょう。

お見合いか、マッチングアプリか

宮﨑:
Workshipと他の案件獲得サービスを比較して、どんな違いを感じるか、率直なご感想をお伺いしてもよろしいでしょうか。

松本:
まずWorkshipには、Webディレクター案件が多い印象です。

ディレクター向けの案件って、デザイナーやエンジニアと比較して一般的に少ないんです。他のサービスだと、職種をディレクターに絞っただけで案件数が大幅に減ってしまって。その点Workshipでは、案件を選べるくらいの件数が掲載されていたので、ありがたかったです。

あと企業と自分の間に第三者が介入しない点も、個人的にはやりやすかったですね。

宮﨑:
たしかに、エージェントサービスだと担当者が付くのが一般的ですね。

松本:
マッチングアプリとお見合いのどちらがよいか、みたいな話にも似ているかなと思います。

マッチングアプリだと、自分の基準で相手を選んだり、気軽にアプローチしたりできますよね。仲介人がいるお見合いタイプよりも、自分から行動を起こせるマッチングアプリタイプのほうが、自分に合っていると感じました。

担当者が付くと、まずその担当者との相性が重要になります。そして自分の希望を伝えると大抵「すべての条件が叶う案件は難しい」って言われちゃうんですよね。

もちろん困ったときに相談できたり、直接は聞きにくいことを企業に確認してもらったり、担当者がいるからこそのメリットもあります。

どちらがいいかは個人の好みですが、フリーランスの場合は、私と同じ考えの方も結構いるんじゃないでしょうか。そんな方には、Workshipはとくにおすすめのサービスです。

【記事のまとめ】

  • 会社員時代の経験がフリーランスになっても生きてくる
  • 自分の経験に合った案件に応募する
  • 実績は数字を活用してアピールする
  • 「他人から見た自分」の情報を参考にして、強みと弱みを把握する
  • Workshipは、自分から行動できる人におすすめのサービスである

(執筆:宮﨑駿 編集:北村有)

提供元・Workship MAGAZINE

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