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資金分類別の資産運用
目的別おすすめ資産運用

資金分類別の資産運用

資産運用の必要性とは?資産の種類や目的別のおすすめ資産運用を紹介
(画像=『レイビー』より引用)

ここでは、日常生活で使用する「流動性資金」、今後の使い道が決まっている「安定性資金」、現状では使う予定がない「収益性資金」の3つの資産について、それぞれに適した資産運用方法をご紹介します。

手持ちの資金をどのように資産運用すれば良いのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

流動性資金

流動性資金は、主に日常生活で使用するお金です。
つまり、すぐに出し入れができるような状態にしておきたいお金だということです。

万が一、病気やケガなどにより収入が減少したり途絶えてしまったりしたときに備えて、生活費の3カ月程度は確保しておくことをおすすめします。

すぐに使えるようにしておかなければならない資金であるため、換金性の高い運用方法が適しているといえます。

したがって、普通預金などのように、リターンは少なくてもすぐに手元にお金を準備できる運用方法がよいといえるでしょう。

安定性資金

子どもの学費やマイホームの購入資金など、今後の使い道が決まっている資金が「安定性資金」です。

資金を使う目的がはっきりしているので、おおよその使う時期や金額も把握しやすいでしょう。

安定性資金では、資金を使う時期や金額に応じた資産運用を検討することをおすすめします。

使い道が決まっている資金であるため、元本を大きく減らすリスクのある方法は向いていないといえるでしょう。

安定性資金に適した資産運用としては、定期預金や国債、投資信託などが挙げられます。

使う時期が当分先である場合は、長期投資に向いている不動産投資も検討できるでしょう。

収益性資金

収益性資金は直近では使う予定のないお金であるため、もっとも資産運用に適している資金であるといえます。

そのため、収益性を考慮した長期投資が向いているといえるでしょう。

収益性資金におすすめの資産運用として、不動産投資が挙げられます。
不動産投資は所有しているマンションなどの物件を貸し出して家賃収入を得る投資方法であるため、長期にわたって収入を得やすいことが特長の1つです。

時間をかけて資産形成していくため、老後の生活資金などの目的にも向いているといえるでしょう。

ただし、「不動産」という特性上、換金性が低い点に注意が必要です。

収益性資金の中でも早めに引き出せる資金を確保したい方は、投資信託・株式投資なども検討してみるとよいでしょう。

その他、不動産投資には空室リスクなどのさまざまなリスクがありますので、リスクも踏まえた上で物件選びをすることをおすすめします。

目的別おすすめ資産運用

資産運用の必要性とは?資産の種類や目的別のおすすめ資産運用を紹介
(画像=『レイビー』より引用)

ここでは、おすすめの資産運用について目的別にご紹介します。

ご自身の目的に合う項目を参考に、資産運用を検討してみましょう。

少額の資産(10万円程度)を運用したいor初心者向け

10万円程度の少額から資産運用を始めたい方や初心者の方には、投資信託がおすすめです。

投資信託は、多数の投資家から集めた資金を元手にして、プロが株式・債券などに投資・運用していく仕組みのものです。投資額に応じて、運用成果から分配されます。

証券会社によっては最低金額100円から購入できたり、ポイントでの購入ができたりしますので、初心者でも気軽に始めやすいのが特長の1つ。

つみたてNISAやiDeCoといった税制優遇制度を上手に活用することで節税にもつながりますので、手元に資金を残しやすいといえるでしょう

ただし、投資信託は元本が保証されていません。運用の結果によっては損失を被る可能性もあることに注意が必要です。

当面使う予定がない資産(100万円程度)を運用したい

100万円程度の当面使う予定がないお金を運用したい場合におすすめの資産運用として、投資信託や株式投資が挙げられます。

100万円程度の資金を1つに集中させて投資する方法もありますが、リスク分散したい方は複数の商品・銘柄を組み合わせる方法もおすすめです。

また、100万円程度の資金を頭金として不動産投資を始める方法もあります。

たとえば、不動産投資ローンを活用する場合、新築物件の方が中古物件よりも担保評価が高いため、自己資金が少ない方でも検討しやすいといえるでしょう。

また、中古物件は新築物件よりも物件価格が比較的ので、同じ立地、広さ、種類であれば新築よりも安価です。そのため、安価であることによる「取得のしやすさ」は、中古物件のメリットといえます。

長期投資におすすめ

先程もご紹介した通り、投資の世界では「複利」の力が大きく働きます。

少額からでも長期的に投資を継続することで利益を拡大できるという観点からおすすめなのは、投資信託、株式投資、債券、純金積立などです。

また、老後の生活資金として考えるのであれば、公的年金にプラスされる収入源として検討できるでしょう。

ただし、不動産投資には空室リスクや修繕リスクなど特有のリスクがあります。また、不動産を売却して現金化できるまでに時間がかかることにも注意が必要です。

短期投資におすすめ

短期投資に向いている投資方法として、FX・仮想通貨などが挙げられます。日々の価格変動から、短期でリターンを得られる可能性があるでしょう。

ただし、投資においてリスクとリターンは表裏一体の関係にあります。そのため、短期でリターンを得られる可能性があるということは、その分損失を被る可能性もあるということです。

短期投資はリスクが高い投資方法であるといえるでしょう。