年齢に伴って変化するライフステージにおいて、さまざまな場面で資金が必要になることもあるでしょう。特に、老後の生活資金について不安を感じている人は多いのではないでしょうか?
さまざまなライフイベントにかかる資金を準備するためには、早いうちから今ある資産を運用していくことが大切です。
そこで今回は、資産運用の種類や必要性について解説します。目的別のおすすめ資産運用についても解説しますので、資産運用に興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。
資産運用とは?
資産運用とは、今ある資産を運用して、さらに資産を増やしていくことをいいます。
資産運用の方法を大きく分けると「預貯金」と「投資」の2種類があります。
「預貯金」はローリスク・ローリターンで確実性を重視した方法、「投資」は資産を拡大させていくことを重視した方法です。
投資の場合、種類によってリスク・リターンの大きさが異なることに注意しましょう。
元本が保証されておらず損失を被る可能性がある投資は、ギャンブルのようなものなのではないかと不安に感じる人がいるかもしれません。しかし、ギャンブルと投資はまったく別のものです。
ギャンブルは個人的な娯楽を目的としていますが、投資は投資先である企業や国などが今後も成長や発展していくために必要な資金を提供することを目的としています。
さらに、投資先が成長することで得た利益は、投資家に分配される仕組みとなっています。
したがって、長い目で見れば、投資をすることは社会全体の発展にもつながるといえるでしょう。
資産運用の必要性
就職・転職・結婚・出産・育児・住宅の購入・老後の生活など、ライフイベントに応じてさまざまな出費が必要になることがあります。まとまった金額の出費に備えるためには、早いうちから準備を始めることが大切です。
かつては金利が高かったため、預貯金のみでも資産を増やすことができましたが、現在の日本は低金利時代にあります。
預貯金のみで今ある資産を運用しても、大きく増やすことは難しいでしょう。また、預貯金は基本的に元本が保証されているものの、インフレーションが起これば相対的に資産が目減りしてしまうリスクがあります。
将来に備えて今ある資産を運用していくためには、収益性を考慮して「投資」をしていく必要があるといえるでしょう。とはいえ、一口に「投資」といっても、さまざまな種類のものがあります。
たとえば、ミドルリスク・ミドルリターンの投資信託・株式投資・不動産投資などのほか、ハイリスク・ハイリターンのFX・仮想通貨投資などもあります。
「何年後にいくら必要であるか」など、ご自身の状況や今後のライフプランに適した投資方法を選択するとよいでしょう。
なお、投資の世界では「複利」の力が大きく働きます。
複利とは、元本から得た利子も含めて再投資した結果に得られる利子のことです。
したがって、長い時間をかければかけるほど、利子がさらに利子を生み、最終的な利益が大きくなりやすいといえます。
始めは少額でも長期的に投資を継続することで利益を拡大できる可能性が高まります。
20代や30代という若いときから資産運用を始めれば、時間を味方につけることができるので、より複利効果を得やすいといえるでしょう。