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外せない!パガーニ・ウアイラ
車体を変化させる車の共通点は?

外せない!パガーニ・ウアイラ

パガーニやポルシェ、かつてはスープラも…なぜ走行中に車体を変化させる必要があるのか?
(画像=『CarMe』より 引用)

変形する自動車と言えば、パガーニ・ウアイラ。こちらもポルシェと同様に?前後のスポイラーが動作するタイプですが、こちらはスポイラーにあらず「フラップ」です。飛行機が揚力を稼いだり、高度を下げたりする原理をそのまま自動車に持ち込んだのが、このシステム。

さらに、左右のフラップを個別にコントロールすることで、コーナリング中に左右に必要なダウンフォースを自動的に計算。フラップの角度をコントロールしてくれます。

そのため、非常に安定したグリップが得られるうえに、制動力も格段に向上し、加速への影響はまったくなし。アクチュエーターなどの分、少し重くなるかもしれませんが、そもそもカーボンボディにAMGのハイパワーエンジンなのでなんら問題ありません。

車体を変化させる車の共通点は?

どの車にも共通しているのは、空力のコントロールです。もともとはスポーツカーや高出力車のスタビリティのために考えられてきたダウンフォースやエアロダイナミクスですが、現代においては燃費にも多大な影響を与えることから、コンパクトカーやエコカーなどでも空力特性の研究が進んでいます。

ダウンフォースを得ることも大事ですが、車両が安定するのであれば、空気抵抗を減らす。というのも非常に大事です。抵抗が減れば、その分アクセルを踏み込まなくても前に進むので、燃費向上につながっていきます。

技術の進歩によりハイパワー化されていることもありますが、環境性能向上のためにも必要な空力特性。低速時には抵抗少なく、高速時にはダウンフォースを稼ぐ。という相反するものを実現するために、今後も可変式システムは増えていくような気がします。

提供元・CarMe

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