若い20代のうちに貯金200万円を貯めたいと思っても、貯金の増やし方やコツがわからない人も多いと思います。なかなか越えられない「貯金200万円の壁」を突破するために必要な方法や、世代別の貯金額まで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
年代別の貯蓄調査
貯金200万円を貯めるためにまずやること
年代別の貯蓄調査
厚生労働省が発表した資料をもとに、年代別の貯金額を紹介します。
20代で200万を貯めてると安心
20代の1世帯あたりの平均貯蓄額は約155万円。多くの人が200万円以下の貯金額であることがわかります。また、貯金200万円を既に達成できている人は、順調に資産形成できていると言えるでしょう。
30代で200万円は妥当
30代になると、20代から一気に平均値が上がり、約403万円という結果に。30代は昇給、昇格などのキャリアアップも見込めることから、多く貯金できると言えそうです。よって、30代で200万円貯金は妥当と言えるでしょう。同時に、結婚や妊娠、出産などライフスタイルも大きく変わる時期のため、若い時からいかに貯金をコツコツできるかが鍵になります。
40代で貯金200万円は大変
40代の平均貯金額は約652万円。貯金200万円は優に超えているようです。独身だとさらに貯金ができますが、家族をもつと生活費や学費への支出が多くなる時期のため、引き続き上手な資金運用が必要になります。
参考:平成 28 年 国民生活基礎調査の概況
貯金200万円を貯めるためにまずやること
しかし、200万円を貯めることは決して簡単ではありません。貯金したいと思った時にまずやるべきことをここで解説していきます。
貯金の目的を明確にしよう
貯金を決めたら、まずゴール設定をしましょう。いきなり「200万円を貯金する」と大きな目標を決めても目標達成までが遠く、途中で心が折れてしまうことも。
「なぜ貯金200万円が必要なのか」「貯金をどのように使うのか」「いつまでに必要なのか」など細かく設定すると、より貯金への意識が高まるでしょう。
収入を増やそう
貯金をしたくても、そもそも毎月入ってくる収入が低いと普段の生活がギリギリになってしまい、貯金ができない…ということも。そんな時は思い切って稼げる職種や業界に転職しても良いでしょう。年収を上げやすい職種や業界を以下に紹介します。
営業
自社の商品やサービスを顧客に契約してもらうための仕事、営業。自分が獲得した売上からインセンティブとして入ってくることもあるため、中には基本給の倍以上の収入を得られることも。
建築業界
労働者の高齢化が進み、若手人材の採用に力を入れている建築業界。中でも施工管理という仕事は未経験でもチャレンジできる仕事で、施工の管理進捗、書類作成、クライアントとの商談まで幅広いスキルを身につけることができます。体力が必要なこと、責任が大きいなどの理由から高い給与設定になっていることも多いです。
IT業界
インターネットが普及し、普段の生活の中でもIT技術が必要不可欠になっているため、需要が多いIT業界。職種によっては平均的な新卒給与の2倍もの収入を得ることができることも。
固定費の見直し
家賃、スマホ料金、電気・ガス・水道の生活インフラなど毎月必ずかかる額を見直し、安くできるものはプラン変更するなど工夫しましょう。格安のスマホキャリアを選ぶと、月々3,000円程度に抑えることも可能です。
支出を減らそう
毎月固定で出ていく金額とは別で、交際費や美容費、食費などを見直しましょう。例えば、毎日1,000円のお昼ご飯をコンビニで購入した場合、月に約31,000円も食費で出ていくことになります。
家計簿をつけることで普段の生活から節約できるポイントを探し、貯金200万円を目指しましょう。