目次
使い方と合わせて知っておきたい呼吸のコツ
シュノーケリングをするときの注意点
使い方と合わせて知っておきたい呼吸のコツ
シュノーケルのくわえ方のコツ
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シュノーケルのくわえ方は、マウスピースの部分を歯で噛むのではなく唇でくわえます。まず「あ」の口でマウスピースの部分を口に入れ、「い」の口でマウスピースの部分を軽くくわえましょう。最後に「う」の口で口をすぼめます。
お子さんに教えるときも、口を「あ・い・う」の順で動かすので覚えやすいでしょう。誰でも簡単に基本的なシュノーケルのくわえ方を覚えることができます。また、鼻ではなく口で呼吸するので事前に練習しておくと安心です。
シュノーケルの中に水が入ったら
シュノーケリングをしていると波の影響で吸気部分に水が入ってしまうことがあり、そのまま呼吸すると水を飲んでしまいます。その水をシュノーケルから出す「シュノーケルクリア」をすれば、海面から顔を離さずに水を出すことが可能です。
やり方は口から息を勢いよく吐き出すだけと、とても簡単なものになっています。排水弁が付いたシュノーケルなら、吐き出す空気が少なくても簡単にシュノーケルクリアすることができるでしょう。
マスクの中に水が入ったら
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マスクの中に水が入ってしまったときは、シュノーケルと同様に「マスククリア」をして水をマスクの外に出します。やり方はおでこにマスクの上部をぴったりとくっつけ、手でマスクを押さえて固定しましょう。
そのまま鼻から長く息を吐き出すと、吐き出した息と一緒にマスク内の水がマスク下部のスカート部分から外に出ていきます。口から息を吸い鼻から長く息を吐くコツを掴めると、簡単にマスククリアができるようになるでしょう。
シュノーケリングをするときの注意点
基本的なシュノーケリングのルール
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シュノーケリングは手軽に始めることができますが、油断は禁物です。波や潮の流れ、天気の急変や毒のある生き物との接触などのリスクをきちんと理解して、万が一の事態に備えて対処法や器材の正しい使い方などを身に付けておきましょう。
基本的なルールとしてはあらかじめシュノーケリングが可能な場所か確認したり、天候や満潮・干潮・潮流などを事前に調べておきます。また、飲酒後や体調が優れないときには絶対にやめましょう。
サンゴを傷つけないための注意点
海の中できれいなサンゴ礁を見つけると、思わず癒されるでしょう。そんなサンゴはとても傷つきやすい生き物なので、昨今の海水温の上昇がサンゴが苦しむ原因になっています。
シュノーケリング中に休憩した場所が岩だと思っていたらサンゴだった、というのも傷つけてしまう原因です。休憩をするときは必ず陸に上がってからにして、万一サンゴの上に立ってしまった場合もフィンで傷つけないように注意しながらそっと離れてください。
海の事故の場合は118番に連絡
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万が一シュノーケリング中に事故が起きて溺れたり流された場合、陸上からは助けられない状態のときは警察の110番ではなく海上保安庁の「118番」に連絡をしましょう。警察と海上保安庁では管轄が違い、海の事故は海上保安庁の管轄です。
ライフセイバーなどが救出できる状態であれば、119番に連絡して浜辺に引き上げて救急隊を待ちます。これらの番号に連絡することがないよう、安全に注意しながら楽しむのがベストです。
覚えておくと役立つテクニック
少し深く潜ったあと耳に違和感がある場合、その感覚を元に戻すことを耳抜きと言います。耳抜きの方法は鼻をつまんだ状態で鼻から優しく息を吐く、意図的なあくびで喉の奥を広げる、唾を飲み込むの3つです。
適した方法は人によって異なるので、自分がやりやすい方法を探してみてください。耳抜きをせずにシュノーケリングを続けると中耳炎になるリスクがあるので、無理に続けるのは絶対にやめて深く潜りすぎないようにしましょう。