「自分は執着心が強いのではないか」と思った事はありませんか?または、自分の身の回りでそう感じる人がいるケースもあるかと思われます。実際に自分の執着心がどの程度強いのかは、計ってみなければ分かりません。そこで、執着心の強い人の特徴や高さ診断のやり方をご紹介します。
執着心の意味とは

そもそも執着というのは「特定の物事に強いこだわりを持つ事」「1つの事に心を囚われ、そこから離れられない事」という意味があります。そして執着心というのは、その対象を失うことを恐れ、ずっと話したくないという気持ちの事を指します。
こだわりがある事そのものは、別段悪いものではありません。ただ基本的に執着という言葉はネガティブな形で使われる事が多く、実際に人や物に執着をし過ぎるのは弊害が生じてしまうのも事実です。
執着心が強い人の特徴

執着心の意味について、まずは簡単ではありますが解説してきました。では、実際に執着心が強い人にはどんな特徴があるのかというと、当てはまっていれば絶対に執着心があるとは言えないものの、共通する点があります。
特徴①何に対してもしつこい

まず、何事に対してもしつこく当たっていく事が挙げられます。執着心というもの自体は目に見えるものではありませんが、人の行動を見る事によって「誰々は執着心が強い」と周りの人が判断します。
諦めが悪い、などと言えば聞こえがいいかもしれませんが、それが対人関係となるとしつこいというマイナスの意味合いになります。断ったり嫌がっているのにいつまでも食い下がっているというのは、非常に我儘な行為なのです。
特徴②自分に自信を持てない

自分に自信を持てないというのも、執着心が強い人の特徴です。自分に対しての自己評価が低く、何かしらのコンプレックスや劣等感を抱えている事が多いので、その形にできない焦りが何かへの執着につながっていくと考えられています。
例えば、自分の容姿に自信が無いから高価な服やアクセサリーなどで身を包む、というのは分かりやすい例でしょう。そうして何かに執着する事で、自分の精神を保っている側面があるという訳です。
特徴③過去の出来事をよく覚えている

執着心の強い人というのは、過去に合った出来事もよく覚えている、記憶力の高さも特徴です。これはプラスな出来事もそうですが、やはり自分が傷ついた事や損をした事など、ネガティブな事の方が鮮明に覚えている傾向があります。
現在進行形で自分が不利な状況に立たされそうになった時にも「あの時もこうだった」などといったように過去の事を蒸し返してきます。周りを非難するような言い方を擦る性で、良い印象は持たれません。
特徴④こだわりが強い

分かりやすい特徴として、こだわりが強い事も挙げられます。例えば白色のインテリアで部屋を統一したり、洋服を買う場合はこのブランドがいい、といったようなこだわりがあります。
それだけであれば誰にも迷惑をかける事もありませんし、ある程度ならばプラスに働きます。しかしそれを他人にも求めるようになると、前述したしつこさなどにつながってきます。そうなると、周囲からすれば迷惑にしかならないでしょう。
特徴⑤相手を束縛しがち

人が相手の場合、束縛をする事も多いです。特に彼氏彼女の付き合っている仲の相手に束縛を強める事もあれば、友人や兄弟をはじめとした近しい人間に対しても同じように接する事があるのです。
こういった状況では、当人のこだわりの強さであったり「相手を手放す事だけは何としても嫌だ」という気持ちが強いために、束縛につながっていると考えられます。付き合っていないにもかかわらず束縛されてしまうと、堪ったものでは無いでしょう。
特徴⑥自分を客観視できない

客観的に自分を見る事が出来ている場合、そもそも執着心がそこまで強くはならないでしょう。それは、ある程度まではこだわりとして通す事が出来るものの、執着心とまで言われてしまえば周りに迷惑をかけることになるからです。
何かしらの思い込みが発生すると、間違ったままに考えを深めていく傾向もあります。それゆえに、何かがあった場合にはすぐに人のせいにする事も多いでしょう。
特徴⑦感情のコントロールが苦手

もう1つ、自分の感情をコントロールする事も下手です。言い換えれば精神年齢が年相応ではないとも言え、基本的に周りの誰かの意思や気持ちよりも自分の気持ちの方を優先します。
やはりこういった我儘な精神状態では周りに迷惑をかける事の方が多く、自分の思い通りに事が運ばなかった場合には誰にも分かるほどにへそを曲げてしまいます。