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現在は特装車からカタログモデルに昇格
現行型のダイハツ5代目ハイゼット ジャンボはどんな特徴がある?
現在は特装車からカタログモデルに昇格
初代以来、基本的にハイゼット ジャンボは特装車として改造車両扱いだったため、中には特異なモデルもありました。それが3代目ジャンボ(S100P、S110P)、ハイゼットとしては8代目で、キャビンの延長量が大きかったため「スーパージャンボ」とされたのです。
見た目は通常のハイゼットトラックで、三方開き荷台も左右のあおり(倒して開ける仕切り)も一見そのまま。キャビンもそのままに見えて、箱状の延長キャビンを継ぎ足したような、いかにもツギハギのような見かけで、追加窓も無いため後方斜め横の視界も悪く、シートのリクライニング量が大きいほかはちょっと不便だったのです。
1年足らずとごく短い生産期間で終わったのでほとんど見かけないレア車ですが、4代目(S200P、S210P・S201P、S211P)、ハイゼットとしては9代目以降の新規格ハイゼット ジャンボでは、2代目以前の追加窓を備えた普通の大型キャビンに戻りました。
2014年9月にフルモデルチェンジされた5代目ジャンボ(EBD-S500P、EBD-S510P)、ハイゼットとしては10代目で、ついに特装車からカタログモデルに昇格したのです。
現行型のダイハツ5代目ハイゼット ジャンボはどんな特徴がある?
2014年9月にハイゼット ジャンボは15年ぶりにフルモデルチェンジされ5代目となりました。軽トラとしての基本性能を充実させるとともに、ボディカラーを8色から選ぶことができる選べるカラーパックを設定しました。
そして、スーパーUV(紫外線)とIR(赤外線)ガットガラスを含んだビューティーパックを用意。さらに、選べるカラーパックとビューティーパックを組み合わせた「農業女子パック」も発売しています。
そのほかにも、メッキフロントグリルを装備するスタイリッシュパック、撥水加工ファブリックシートを装備したキャビンパック、大型荷台作業灯を積んだ荷台パックが設定されるなど、さまざまなパッケージオプションを用意して、農業用、産業用のみならずさまざまな用途に対応した大型キャビン軽トラとして進化しています。
さらに、ダイハツ 5代目ハイゼット ジャンボは2018年5月29日にマイナーチェンジを迎えました。マイナーチェンジでの主な改良点は、衝突回避支援システムを始めとしたスマートアシストⅢtの搭載。そのほかLEDヘッドランプも標準装備となりました。