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コンテナシートバッグ64
トルネード2 ドラムバッグXL

コンテナシートバッグ64

泊りがけやキャンプツーリングで使いたい!大容量シートバッグ4選
(画像=『Moto Megane』より引用)

メーカー:ラフアンドロード
品番:RR9038 商品名:コンテナシートバッグ64
容量:55~64L サイズ:H230×W600~700×D380
価格:2万6400円(税込み)

今年ラフアンドロードはキャンプギアにも本格参入し、テントやシュラフなどをリリースしている。ラフアンドロードは用品からハードパーツまで幅広く扱う総合メーカーなので、自社のキャンプギアに合わせて使うシートバッグも用意しており、それがこちらのコンテナシートバッグ64だ。

容量としては55L~64Lなので今回紹介している他のバッグと遜色ないが注目したいのは幅と高さの寸法、幅は600~700mm、高さは230mmと幅が広く高さが低いのが特徴なのだ。高さが低く低重心だと乗り降りの際に足が当たりにくくなるし、ハンドリングへの影響も小さくなるのがメリットで、幅と奥行で容量を稼いでいる印象だ。

泊りがけやキャンプツーリングで使いたい!大容量シートバッグ4選
(画像=『Moto Megane』より引用)

取り付けに関しては忖度なく言わせていただくと少々わかりづらい。初見で装着しようと思うと「ん?」と作業が止まってしまうことがある。説明書もできればもう少しわかりやすいとありがたい。だが装着してしまえばしっかり固定できるし、ストラップの擦れによる傷を防ぐ機構は他メーカーには見受けられなかった。

泊りがけやキャンプツーリングで使いたい!大容量シートバッグ4選
(画像=『Moto Megane』より引用)

コンテナシートバッグ64には車体に固定するためのハーネスが6本用意されており、2本は余るがバッグ前側に装着することで長物を固定することができる。メイン荷室は拡張前の状態でマット以外を納めて9割程度といった感じで、マットは前述したバッグ前側のハーネスに収めることができた。

泊りがけやキャンプツーリングで使いたい!大容量シートバッグ4選
(画像=『Moto Megane』より引用)

上部フラップは裏側にファスナーが付いており細かいものを収納することができ、樹脂プレートが付いているので形が変形せずフラップとバッグの間に荷物を挟むのには適していないが、バッグ上面への積み込みを考慮した設計となっておりDリングやウェービングベルトなどが上部に配置されスタッキング前提としたバッグという事がわかる。

メイン荷室の他に前側に大容量のポケット、後ろ側のファスナーを開けると万が一雨が降った際に使えるレインカバーが確認できた。スタッキング前提のバッグではあるが単体でも十分活躍できる容量と使い勝手と言えるだろう。

トルネード2 ドラムバッグXL

泊りがけやキャンプツーリングで使いたい!大容量シートバッグ4選
(画像=『Moto Megane』より引用)

メーカー:エンデュリスタン
品番:なし 商品名:トルネード2ドラムバッグXL
容量:82L サイズ:H380×W670×D380
価格:9900円
※取り付けにオリジナルROKストラップを推奨 価格2640円(税込み)

他の3つのバッグに関しては雨天時に使えるレインカバーが付属されているが、雨というものは思いもしないタイミングで降ってくるものだ。雨雲レーダーや天気予報で確認してから出発したのに、急な雨に降られてしまった経験はライダーなら誰しもあるのではないだろうか?

急な雨が降ってきたとしても心配無用なのがエンデュリスタンのトルネード2ドラムバッグで容量はS~XLまで4サイズラインナップされており、最大サイズのXLを車体に装着してみたが他のシートバッグが一回り小さく見えてしまうほど巨大だ。

泊りがけやキャンプツーリングで使いたい!大容量シートバッグ4選
(画像=『Moto Megane』より引用)

素材に関してホームページ等では言及されていないが質感的にはターポリンと思われ水が浸入することはまずないだろう。更に水が入りやすい生地同士のあわせ部分は糸で縫うのではなく、溶かして接合する溶着が使われている。メインの荷室に関してはロールトップになっており、使い勝手面で好き嫌いが分かれるところだが防水性の高い止水ファスナーと比べても信頼度が高いので、ここまで対策されていれば完全防水というメーカー表記も間違いないだろう。

取り付けに関してはストラップ類が付属されていないので、別途用意する必要があるがオリジナルROKストラップを推奨している。筆者はROKストラップを愛用しており米軍でも採用された実績のある使い勝手の良い荷物固定ベルトだ。オリジナルROKストラップに関してはエンドの部分が異なる仕様となっている。

泊りがけやキャンプツーリングで使いたい!大容量シートバッグ4選
(画像=『Moto Megane』より引用)

車体へのシートバッグの取り付けはオリジナルROKストラップを固定しつつバッグ本体のウェビングに通して固定する形になる。コツはできるだけバッグ内側のウェビングに通すこと、そしてバッグ底に長物を入れて左右が垂れ下がりにくくすることだ。

泊りがけやキャンプツーリングで使いたい!大容量シートバッグ4選
(画像=『Moto Megane』より引用)

82L容量は伊達じゃないので荷物を全て収納しても6割といったところだが、ワンサイズ小さいLだと51Lなので泊りがけやキャンプツーリングならXLサイズを選びたいところだ。内装は赤を採用しており、中に入っている荷物が確認しやすくメッシュポケット3か所とファスナー付きポケットが一か所ついているので、細かい物はこちらに収めることができる。

他のシートバッグに比べて形状がシンプルで付属品や機能は限られるが、ROKストラップがあれば車体への装着は困らないし、圧倒的な防水性能は筆者のような雨男ライダーには心強い事この上ない。