4月24日、静岡県・遠州新居港の隆栄丸で深海釣りに出かけた。1投目に9匹でその後徐々に食いは落ちたが、キンメ17匹の釣果を得た。本当に久しぶりの深海釣りは楽しくて、新鮮なキンメはとびきりおいしかった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・植島孝裕)
深海釣りで隆栄丸から出船
昨年の秋ごろからずっと出船できなかった深海釣り。遠場の深場なので天候に左右されるのは仕方ないが、半年近くも出船できずにいた。それでも諦めずに予約を入れた4月24日、前日に確認すると、雨模様になるが出船できるだろうということで、静岡県・遠州新居港の隆栄丸で深海釣りに出かけた。
キンメ主体、海況が悪くなったら近場でアコウを狙うということで、集合は午前3時、出船は3時半。午後9時から仮眠を取り、家を出たのが深夜0時すぎだった。
午前3時前に到着すると、深海釣り常連のOZ氏、SU氏などが港に集まっていた。出船できないのはお互い同じのようで、情報を交換しながら慰め合う。釣り座のくじでは、私は一番ビリ。SW氏は同乗の人と一緒ということでミヨシ、私は残っている胴中に座ることになった。
道具はミヤマエの大型電動リールに深海用のオモリ負荷400号のVパワーミレニアムのVMザオを用意。これに自作の20本バリのキンメ用の仕掛けを付ける。ハリ数は資源確保の面から船で決まっているので、事前に確認が必要だ。
いざ最初の投入
時間通り午前3時半、いざ出船。キンメの食う時間は朝方なので、出船に遅れがあると全体の釣果に影響する。乗船の際には早めの集合と乗り込みが必須だ。
浜名湖を出ると波も少なく、いい感じで船が進んでいく。まだ雨は降っていないが、鉛のような空だ。1時間強でポイントに到着すると、まだ空は暗く明け切っていない状況。今回はエサのイカの短冊を家で付けてきたので余裕がある。しかも着り座は胴中、順番は4番目なのでゆったり待つことができた。
やがて大ドモから順番に投入開始。船が進んでいくと次の合図があり投入。私の番になり400号のオモリを投げ入れると、仕掛けが順番に出ていく。ハリが全部出終わってリールをフリーにすると、PEライン10号が水深350mまで一気に下がっていく。潮が流れているので着底したときは水深480mを示していた。