集客はインスタで

(画像=にんにく、パセリ、胡椒でパンチの効いた 特製明太子バターをたっぷり塗り込んで焼き上げたバゲット。博多から取り寄せた明太子を使ってペーストを手作りしている、DCSオンライン』より引用)
開店以来、宣伝費はかけず、「インスタグラムのみで認知度を拡大してきた」と平子さん。現在、アマムダコタンのインスタグラムのフォロワーは16万2000人(2022年4月現在)。表参道店の店長もアマムダコタン本店のインスタグラムを見て応募したという。
平子さんが手がける商品はどれもフォトジェニックで、インスタ映えする。目玉商品のマリトッツォシリーズや、一番人気の明太ペペロンチーノバゲット(486円)、新商品も続々インスタグラムに公開され、ファンを飽きさせない。
平子さんの強みは、イタリアンシェフである点は前述したが、例えば、野菜、肉、魚などの具材は、緻密な味の計算のもと豪快にパンにサンドされ、まるで一皿のイタリアンを味わっているようなおいしさを楽しめる。4月、平子さんはサンドイッチの構成などを指南するレシピ本『アマムダコタン パン・サンドイッチ・発想・展開』(柴田書店)を出版した。多様なタグを持つ平子さんの発想やレシピにますます注目が集まっている。