弘法山公園ハイキングコースの見どころ その8:吾妻山
弘法山からもゆるやかな登り下り道が続きますが、浅間山~弘法山までが散策路として整備されている(休憩するベンチやトイレなどがある)のに対し、弘法山以降はもっと自然が残されており、逆に山歩きをしている気分が満喫できます。



弘法山から約50分で吾妻山(標高125m)に到着します。吾妻山は弘法山三山には含まれていませんが、弘法山三山と吾妻山を結んで鶴巻温泉に下るコースが弘法山・吾妻山ハイキングコースです。

吾妻山山頂はさほど広くなく、あずまやとベンチがあり、ひと休みできます。吾妻山には日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の伝説が残り、山頂からは相模湾や三浦半島、秦野市街が見渡せます。

ハイキングの締めくくりは・・・「弘法の里湯」でひと汗流す
歩き始めて2時間ちょっと(休憩時間含まず)で四山を制覇しました。吾妻山を越えたらゴールはもうすぐです。吾妻山から約15分下ると民家が見えてきます。案内板に従い、高速道路のガードをくぐり、更にまっすぐ住宅街を越えていくと秦野市公営の温泉「弘法の里湯」が見えてきます。


鶴巻温泉とは
『井戸水が塩分を含んでいることと渋味が強いことから、飲料水に適さず、灌漑(かんがい)用水にも使えないので浴用にしたのが始まりといわれています。始まりの年に関しては「1889年(明治22年)」、「1914年(大正3年)」など諸説あります。大正時代は、平塚駅から秦野方面に馬車などが通じていて、大山詣の客が多く立ち寄ったそうです。現在は、数件の旅館の他、弘法山のハイキングや丹沢登山の帰りなどに、気軽に立ち寄れる日帰り温泉なども利用できます。鶴巻温泉の効能は、カルシウムが牛乳並みに豊富で、神経痛、婦人病、外傷などに効果があると言われています。(秦野市観光協会HPより引用)』
約2時間の山歩きを終えた後、温泉でひと汗流す気持ち良さは何物にも代えがたい至福の時間です。

「弘法の里湯」館内は清潔で広々しています。

浴場内は撮影できませんが、この日の男風呂は檜の湯船で木の温もりが優しく落ちつける「里湯」で疲れが取れました。
事前インフォメーションですが、浴室内のロッカーの容量はそれほど大きくありませんのでご留意ください。私の25Lのザックは十分入りましたが、大きいザックだと入れられないかもしれません。

お風呂から上がった後は、2階の大広間で休憩できます。軽食やドリンクを買えますよ。

その他「弘法の里湯」内にはそば処「鶴寿庵」とおみやげ処「やまなみ」があり、秦野を伝える特産品やお土産、おつまみ、お弁当を買うことも出来ます。駐車場横には無料の足湯もあります。

弘法の里湯>
- 泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉
- 住所:秦野市鶴巻北3丁目1番2号
- 電話:0463-69-2641
- 営業時間:午前10時~午後9時(受付は30分前まで)
- 料金:平日2時間まで800円(秦野市在住・在勤の人は600円)、土日2時間まで1,000円、子供(小学生~中学生)は大人の半額、小学校就学前は無料
- 付帯品:リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤーは無料。タオルは有料
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
※駐車場横に無料の足湯があります。