大量の名刺を持ち運ぶのを面倒に思ったり、大事な打ち合わせで名刺が足りなくて困ったりしたことがある人もいるのではないでしょうか。
NFTを活用したトークングラフマーケティングを実践するSUSHI TOP MARKETING株式会社は、紙の名刺を持ち運ばずにスマホ1つで名刺を受け取ることができる「NFT名刺」を開発しました。
同製品は、ICチップを搭載したカードをスマホにタッチすることで、NFT化した名刺のデジタルデータを付与することが可能。正式リリースは7月以降を予定していて、現在α版のモニター利用者を募集しています。
カードをスマホにタッチするだけで名刺交換可能に
NFT名刺は、名前や所属などの名刺情報をNFT化したもの。チップを搭載した名刺サイズのカードをスマホにかざすと、スマホに通知が届き、通知をタップして名刺を受け取ります。
本来NFTを受け取るためには、ウォレットと呼ばれるデータ管理ツールが必要ですが、SUSHI TOP MARKETING社はNFT名刺の交換に同社サービスのNFT Top Shot(特許出願中)を活用。
ウォレットを持っていない人でも、ブラウザ上に一時的にウォレットを自動生成することで、NFT名刺を受け取ることができるといいます。
ブロックチェーンを用いて名刺データを個人で管理
NFT名刺ではデータの管理にブロックチェーンを用いているため、特定の企業のデータベースに依存せず、名刺データを個人で管理することができます。
NFT名刺を交換することで、利用者のウォレット内に発行された名刺のNFTが溜まっていき、人とのつながりを可視化できるというわけです。
また、NFTの配布には通常Gasと呼ばれる手数料が掛かりますが、NFT名刺配布に際して生じるGas代はSUSHI TOP MARKETING社が負担するため、利用者はGas代を気にせずにNFT名刺を配布できます。