自家焙煎してみた(焙煎~片付け)

焙煎中は、アプリで経過時間や庫内温度、温度上昇率(RoR)などを確認可能です。使用するボタンは「第1クラック」のみ。煎り具合によって「第2クラック」も使用するようです。
焙煎開始直後は「カラカラ」と音がします(動画参照)が、焙煎が進むと「パチ」とポップコーンが弾けるような音に変化します。継続して数回「パチパチパチッ」と音が聞こえたら、「第1クラック」をタップ。焙煎停止までのカウントダウンが始まり、その後自動で停止します。
時間が経つにつれ、コーヒー豆の香ばしい香りが漂ってきますが、浅煎り・中煎りでは目に見える煙は発生しませんでした。家庭で使用する場合は、換気扇で十分でしょう。
焙煎時間が長いほど煙が発生しやすいので、深煎りが好みの人は、排煙支援フィルター「SANDBOX SMART F1」を使用すると安心かもしれません。

焙煎中の音はというと、隣の人と声を張らずに会話ができるレベル。筆者は、「パチパチパチッ」という音に変わるまで仕事をしながら待っていましたが、うるさくて集中できないということはありませんでした。
焙煎が終わったら、豆受けトレイを引き出します。フロントウィンドウのレバーを開けると、コーヒー豆が排出されます。
粗熱で焙煎が進まないよう、コーヒークーラー「Sandbox Smart C1」 (別途購入要・税込1万6200円)でコーヒー豆を冷まします。

さて、コーヒーを冷ましている間に片づけです。
「R2」では、トレイに溜まったチャフ(コーヒー焙煎時に発生する焼けた薄皮)を、ブラシなどで掃くだけで片づけが完了します。内部清掃やファン清掃は定期的におこなう必要がありますが、「いつもの片づけ」はチャフを捨てるだけ。
フライパンなどで自家焙煎する場合、「チャフがコンロに散乱して片づけが大変」という声をよく聞きますが、「R2」はチャフが一か所に集まるため手軽に捨てられるのが魅力的です。

焙煎してみて気になったこと
焙煎を終えた豆はこちら。左が浅煎りで、右が中煎りです。アプリの指示通りに操作をした結果、ムラなく焙煎することができました。このあと、社内でおいしくいただきました。

「Sandbox Smart R2」を実際に使ってみた感想としては、冒頭で挙げた自家焙煎における心配事は、すべて解消することができるように感じました。
初心者でも焙煎でき、動作音が低く、片づけはトレイにたまったチャフを捨てるだけ。煙もほとんど発生しないため、壁などに匂いが移る心配もなさそうです。
気になった点は、「思ったより奥行きがある」「重い」ということ。奥行きが38センチ(500ミリペットボトル2本分くらい)あるため、置く場所を選びます。また、1人で持ち上げるのは大変なので、定位置に置きっぱなしにするか、一度にまとめて焙煎して使用頻度を減らすというのがよいのではないでしょうか。

「Sandbox Smart R2」は、5月30日(月)までMakuakeで応援購入を受付中。5月21日(土)と28日(土)には、都内で体験会を開催するそうです(11時~17時)。入場料無料で事前申し込みも不要なので、気になる人はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(文・Saki Amano)
提供元・TECHABLE
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