伊豆エリアの沖の水温は17度で、石廊崎は18度の計測値。春烏賊サイズの釣果が数多く聞こえてくる頃になった。場所によっては新子サイズも目にする中、沿岸の藻の生え方は場所によりまばらである。そんな中、2kgオーバーの良型アオリイカをゲットした陸っぱりエギング釣行をお届けしよう。

当日の状況とポイント

釣行当日、天候は晴天夏の陽気、春烏賊サイズが他所でポロポロ出だしているが、伊豆地区ではそれほど聞こえてこない。いろいろな場所で2kgアップが出たという話が聞こえてくる。現状はどうなのか各ポイントを確認しに出かけた。

16時半にポイントに到着すると、潮位が低く釣りづらい場所である。晴天ということもあり、ケイムラのパタパタからスタート。ポイントは産卵場入り口といった藻場を背負う場所だ。

キャストし中層を探るが、手元でエギを止め追尾など確認するも、姿は見えない。エギをイージーQキャスト喰わせ3.5号ブルー夜光ゴールドブラウンにして中層を探るも反応がない。

陸っぱりエギングで2kgオーバーの春アオリイカ堂々浮上 潮流れが決め手
当日の水温(提供:TSURINEWSライター野中功二)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

エギの回収時水面にベイトもなく、潮色はクリアーでアオリイカがいたり、追尾があれば目視できる状況。回収のエギを触り確認すると冷たいどころかあたたかい。

タックル

今回使用したタックル&仕掛けは、藻場でも有効なロングロッドのアサルトジェットタイプS SD90に、LQ(レンズエギ)3.5号、ダートマスター3.5号アオリQ3.5号など。ラインはアーマードF +プロ0.6 号にパワーリーダーFC2.5号。リールはヴァンキッシュC3000を使用した。

陸っぱりエギングで2kgオーバーの春アオリイカ堂々浮上 潮流れが決め手
ロングロッドを使用(提供:TSURINEWSライター野中功二)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

潮流れずアタリなし

良く海面を観察すると、海面に出来た泡や沖の潮目の出来具合で潮の流れや変化が読み取れる。地形変化の場所の少し沖側、水深がある場所にキャストし、テンションフォールよりやや緩めにフォールさせ、潮の流れをチェック。LQ「ゴーストケイムラオーロラアジ」ナチュラル系で探ってみる。

着底する間際にテンションをしっかり掛けて、ラインからの情報を得るようにする。しかし、ラインは張ることも緩むこともない。要するに潮がそれほど効いてはいないということだ。引き重りやラインが持っていかれるなど、潮が効いた状態だと何らかの変化がわかる。