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ホッキョクグマやペンギンが棲む「亜寒帯の森」
ゾウやライオン、トラなど有名どころが揃いぶみ「アジアの熱帯林」
ホッキョクグマやペンギンが棲む「亜寒帯の森」

続いて「亜寒帯の森」へ。針葉樹が続くエリアに、山岳地帯や夏の北極を模した展示場が広がります。ホッキョクグマの展示は、イヌイットのカヤックが飾られた丸太小屋が目印。

よくある氷山ふうの白壁ではなく、アラスカっぽい岩場で元気に動き回るホッキョクグマは、よりクマっぽい...。他の動物園よりも近距離&四方八方から見られると人気のスポットです。


大きな個体がオスで、小さい丸っこい方がメスなのかな〜と名前をチェックすると、オスはジャンブイ、メスはツヨシ。...え??? メスなのにツヨシ???
気になって調べたところ、実はツヨシ、性別を間違えられていた過去があり、なんと"婿入り"していたこともあるとか。婿入り先でいっこうに繁殖行動を起こさないので(そりゃそうだ)DNA鑑定をしたところ、メスだと判明。改めて、2016年3月にズーラシアへ"嫁入り"してきたという、なかなかユニークな経歴の持ち主でした(笑)。

2Fの展望デッキからは、展示スペース全体を見下ろせます。ガラスの窓から泳ぐ姿を近くで見つつ、上から全体を見渡すこともできるこの展示場、かなりおすすめです♪



この日は暑かったからか、水の中をバシャバシャと泳ぐツヨシ。

ホッキョクグマのお隣はミナミアフリカオットセイ。気持ち良さそうに寝ています。


そのお隣はフンボルトペンギンの展示スペース。水の中を泳いだり、岩場に立ち尽くしたり。

愛らしいレッサーパンダもこのゾーンの所属のようです。ミャンマー北部から中国南部の標高2,000m以上の竹の多い林に分布し、主に樹上で暮らしているそう。木の上で寝ていた子が、カメラを向けたら起きてくれました!

屋内展示場で眠りこけるもう一頭。フサフサの毛並みが気持ち良さそう。半目を開けて寝ている姿がかわいい♪
ゾウやライオン、トラなど有名どころが揃いぶみ「アジアの熱帯林」
最後のゾーン、「アジアの熱帯林」には、ライオン、トラ、ゾウ、オランウータンなど、おなじみの動物たちが大集結! 広大な園内を歩いて疲れたカラダでも、思わずテンションが上がってしまうラインナップです。今回、北門まわりを選んだ理由も、実はここにあり。終わりよければ全てよし。最後にメジャーどころをまとめて見て疲れを吹き飛ばすこの作戦、おすすめです。

陽も傾きはじめ、ちょっと元気になってきた? 歩いて何かを探しているインドライオン。アフリカのライオンに比べるとやや小柄で、タテガミも短く、尻尾の房毛が長いそう。

「世界一美しいサル」と言われるアカアシドゥクラングールは、日本ではズーラシアでしか見られません。2018年9月3日まで、来園20周年企画としてパネル展示も行なっています。

のしのしと歩きまわるスマトラトラ。茶色味が強く、頰の毛が長いのが特徴です。


ボルネオ島に棲むボルネオオランウータン。オランウータンとはマレー語で「森の人」という意味で、1日のほとんどを木の上で過ごしているそうです。人懐っこい性格なのか、私たちを見つけると、こちらものしのしと寄ってきてくれました♪

オランウータンの展示場の近くでポリネシアンな雰囲気の置物を発見。アフリカのサバンナからアジアまで、長かった旅ももうすぐ終了です。


最後にインドゾウをもう一度。穏やかな顔に癒されて、動物たちにさようなら。