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動画編集者の将来性
フリーランスの動画編集者に必要な6つの技術
動画編集者の将来性
動画編集者は、今後も需要が高い職業だと言えるでしょう。
動画編集者の数が年々増加していることを踏まえ、今後余ってしまう職業なのではないかと心配している方もいるかもしれません。
しかし、動画の市場規模の拡大や、5Gの普及が進む現在、動画編集者の需要は高まる一方なのです。以下で詳しくご紹介します。
動画の市場規模の拡大が期待される
サイバーエージェントは国内の動画広告市場調査を実施。2020年から2025年にかけての市場規模予測が発表されました。
2020年には2,954億円だった動画市場は、2025年までに約3.5倍の1兆465億円に達すると見込まれています。
今後も加速度的に動画市場が広がると想定されるため、動画編集者の需要もまだまだ高止まりになることが予想されます。
5Gによる需要の増加
5Gとは「第5世代移動通信システム」の略称。通信速度が4Gの10~20倍、同時接続数は10倍、かつ大容量の通信システムです。5Gが普及することで、場所や容量を気にすることなく動画を視聴できます。
総務省は、2017年から2025年にかけての5G回線比率の予測を発表しています。
2025年にはモバイル回線全体の20%を5Gが占めると予測されています。今後も右肩上がりで増えていくでしょう。
5Gの普及によりスムーズな動画視聴が可能となり、それに伴い動画需要が増し、動画編集者の需要も高まると予想されます。
AIの進化による懸念は?
一部の動画編集作業について、今後はAIが担っていく可能性はあります。しかし、すべての仕事がAIで代替できるわけではありません。
たしかにAIは、カットやテロップ入れなどの単純作業による動画編集を得意としています。一方、動画のおもしろさを増加させる要素である「間」や「笑い所」などを理解するのは苦手としています。また動画企画などのアイデア領域や、ディレクションなどのコミュニケーション領域については、AIが代替するのは簡単ではありません。
今後、動画編集者の仕事をAIがより効率化してくれることは期待されますが、仕事のすべてが奪われる心配はしなくても良いでしょう。逆に言うと、AIを使いこなせる動画編集者になれば、需要はますます高まっていくことが期待されます。
フリーランスの動画編集者に必要な6つの技術
フリーランスの動画編集者になるために必要な技術についてご紹介します。
技術1. 動画編集スキル
動画のカット、加工、テロップ挿入などのことです。現在はさまざまな動画アプリの普及によって、パソコンはもちろん、スマホでも簡単に動画を編集することができます。動画編集者として活動するためには、基礎知識としてマスターしておく必要がある技術です。
技術2. CG&音声編集スキル
BGMや効果音は、動画編集には欠かせません。これらを扱う技術は、動画のクオリティに大きく関係します。
また、CGを扱うスキルを磨くことで、一歩先のハイクオリティな動画を作成できるでしょう。
技術3. 動画編集ソフトの操作スキル
動画編集には、専用のソフトが必要です。現在、多種多様な動画編集ソフトが存在しますが、自身に合ったソフトを選びましょう。
動画編集には、専用のソフトが必要です。多種多様な動画編集ソフトが存在しますが、動画編集を仕事する場合は『Adobe Premiere Pro』や『After Effects』のスキルが求められるケースが多いです。
ソフトの操作を学ぶ方法としては、スクールで学ぶ、書籍や動画コンテンツで独学で学ぶなどが考えられます。
技術4. コミュニケーションスキル
動画編集の作業は一人で行うことが多いため、コミュニケーションスキルは必要ないと思われがちですが、クライアントとのやりとりは必ず発生します。フリーランスである以上、クライアントとの信頼関係によって仕事の質や収入に差が出ることは大いに考えられます。
技術5. マーケティングスキル
仕事として動画編集を請け負う場合、目的や媒体に合わせて動画の見せ方を変えていく必要があります。クライアントの意図や目的を理解し、視聴者目線で最適に訴求するために必要な技術です。
技術6. セールススキル
案件を獲得し、条件の交渉をする能力です。ポートフォリオを作成したり、SNSを活用したり、同業者とコミュニケーションを取って相場感を把握したりするなどして、案件を獲得するための努力を重ねることも必要です。