華々しさを重視するのではなく、自分自身の行動軸を言葉に

人事が面接を通して把握したいことは、「入社後、自社の仕事で活躍できるか」だといいます。

会社によって事業内容や仕事、そのために必要なスキルは異なりますが、いきなり面接で「当社が求めるスキルをあなたはお持ちですか?」と質問しても、当然、経験も知識も少ない就活生は簡単には答えられません。だからこそ、別の質問を通して入社後をイメージできる情報を聞き出すしかないのだそう。

そこで登場するのが「ガクチカ」です。他にも「自己PR」や「強み」といった言葉に変わることがありますが、基本的にはこれまでの人生で「何をやったか」という行動を問います。さらに「なぜその行動をとったの?」「その後どうなった?」「どう感じて次はどのような行動をした?」など深堀ることも。

そうした会話を通じて、その人の性格や行動パターンを想像し、入社後のイメージを膨らませたいと、面接官は考えているのです。

そう考えると、「華々しさは不要」「正解はない」といった言葉にも納得がいきますね。「ガクチカ」の真の意図を知り、自らの誤解に気づいた学生の方も多いのではないでしょうか。

「コロナだから話すことがない」とエピソードの大小に頭を悩ませるのではなく、「その行動に至るまでにどう考え、どのような過程を踏んできたか」と、自身の思考や体験を深掘っていくことが重要かもしれませんね。

【調査概要】

調査期間:4月1日(金)~8日(金)
調査対象:2023年3月に卒業予定の大学3年生413人(理系は大学院修士課程1年生含む)
文理比:文系376人、理系37人
地域:北海道5人、東北9人、関東222人、中部61人、近畿83人、中国・四国2人、九州31人
調査方法:インターネット調査

提供元・U-NOTE

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