順番待ちの荷物置きルール

4月17日の朝4時頃、泉佐野漁港内の葵渡船の専用駐車場に到着すると、早くも数台の車が駐車されていて、乗船場には20人分近くの順番待ちの荷物が置かれていた。

この「人数分の荷物を置く」順番待ちルールは、後からの割り込み防止対策としての独特のルールで、当日は釣具とは無縁の青いバケツが10個近く先頭から順に並べて置かれていた。この青バケツは、ルアーマンの常連グループが考え出した秘技(?)で、乗船開始30分前に当人たちが来て青バケツを回収し、各自の釣具に置き換えるという珍光景が展開されていた。

初めて来た釣り人は戸惑うかもしれないが、そういうルールだと割り切って従うのが吉。トップシーズンは始発便が定員オーバーになる日もあるので、乗船場に到着したら、真っ先に人数分の荷物を置くか、盗難を恐れるならば自ら並ぶか、いずれにせよ自己責任で対応してほしい。

一文字へ2週連続釣行 落とし込みでカンダイ&サビキで尺アジ手中
(画像=出船を待つ釣り人の列(提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)、『TSURINEWS』より引用)

17日はチヌの落とし込み釣り

17日の始発便は30人余りの釣り客を乗せて定刻に出船し、10分足らずほどで北端の赤灯台近くの1番の船着場に到着した。ここで大半の釣り人が下船したが、船長の「走らないで」という船内放送も空しく、ポイント争奪バトルが勃発。エサ釣りのベテラン師たちは赤灯台にまっしぐら、ルアーマン達は船着場付近に程よい間隔を空けながらバタバタッと散っていった。私は落とし込み釣りなのでポイントは固定されない。のんびりと赤灯台手前に歩みを進め、空いた所に荷物を置いた。

当日のタックルは、落とし込み専用ザオ3.9mとリールに、ストライプカラーの落とし込み・ヘチ専用の2号ライン。ラインの先には市販の目印仕掛けとハリスは1.7号を直結する。ハリスは硬めのものがいい。針はチヌバリ3号で、チモトにはガン玉2Bをかませる。

エサは岩ガニとパイプ虫(カンザシゴカイ)で、パイプ虫は釣り場の壁面から採取した。しかし、現地の壁面はパイプ虫の着生状況が悪く、実際に付けエサとして使えるものが少なかったのが誤算で、岩ガニをメインに使用することになった。

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(画像=落とし込みのタックルとエサ(提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)、『TSURINEWS』より引用)