中国のロックダウン、国内企業の半数にマイナス影響
~『卸売』『製造』を中心に悪影響 ~
はじめに
新型コロナウイルスへの規制緩和が世界各地で進むなか、中国政府は感染を最小限に抑え込む「ゼロコロナ政策」を堅持。上海市のロックダウン(都市閉鎖)といった厳格な感染対策が、サプライチェーン(物流網)や生産活動の一部に混乱を招いている。日本の大手自動車メーカーも部品調達難から国内工場を停止するなど、国内企業の活動に影響が出ている。
そこで、帝国データバンクは、中国ロックダウンの影響に関するアンケートを行った。
■アンケート期間は2022年5月13日~16日、有効回答企業数は1,653社(インターネット調査)
調査結果
- 中国ロックダウンによって、企業活動に『マイナスの影響がある』(「既にマイナスの影響がある」35.5%と「今後マイナスの影響が出る見込み」12.9%の合計)企業は48.4%となった
- 業界別でみると、『卸売』(60.2%)や『製造』(57.7%)を中心に、幅広い業界へ中国ロックダウンの悪影響が広がっている
提供元・帝国データバンク
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