著名人の迷言に、孫正義氏の「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである。」や、長嶋茂雄氏の「初めて還暦を迎えさせていただきまして」などがありますが、ちょっとクスッとなりますよね。
そんな迷言をあなたは職場の人から聞いたことはありますか?
今回は職場の人が発した「迷言」についてMONEY TIMES編集部が取材しました。
そんなこと言われたらもはや責める気にもならない
かれこれ30年くらい前の話ですが、スーパーマーケットで部門チーフをしている頃に、店にいるはずの部下の一人が、しばらくの時間どこにいるかわからなくなってしまいました。
まだ携帯電話も各個人には普及する前だったので、どこ行ったんだろう?と思っていたら、息せき切って戻ってきました。
「どこ行ってたの?」の質問に彼は息を切らしながら「スイマセン!遭難してました!!」
その言葉に、詳しい理由を聞く気にもならなくなり、自分も気に入ってたまに使うようになりました。
(男性 50代)
は?
もう今は退職してしまった取締役のいつもの口癖が、びっくりするほどの迷言でした。
朝礼中に社員を見渡し、
「パートさんたちは時給なので働いた時間だけ給料が発生する。しかし、君たちは月給制で給料をもらっている。ということは、家にいるとき、休日、寝ているときも常に仕事のことを考えて行動しなければならない!」
いや、そんなこと言ってたら、月の手取りを時給換算したらパート以下の時給になるんですけど…?と社員全員目が点、うなずく人は一人も居ないというシュールな時間でした。
(女性 40代)
暗黙の了解のような迷言
とある日常での仕事の進捗状況を報告する際、目標を達成できていませんでした。その際に、不正に近い状態で件数を稼ぐということを遠回しに言ってきた迷言がありました。
「〇〇くんここ目標数値に届いていないから、弾力的に動いて取ってきなさい」と。
この「弾力的」という言葉は件数をしっかりと稼ぐという点からかけ離れているという認識を同僚は皆持っていました。
(男性 30代)
他にもこんな迷言がありました。