新フレーバー「アーモンド ラテ」投入
ブランド育成につなげる次の一手は
「コスタコーヒー」のPETボトルコーヒーの発売から1年が経過した今期、同社が目指すのは認知向上からからトライアル、リピートへの移行だ。22年3月21日、「コスタコーヒー カフェラテ」、「コスタコーヒー ブラック」、「コスタコーヒー ラテ エスプレッソ」のパッケージデザインをリニューアルし、新ブランドアンバサダーとして俳優の米倉涼子さんを起用。テレビCMでは「おいしいコーヒーは好きですか?」というメッセージを通じ、こだわる人にこそ飲んで欲しい「コスタコーヒー」のおいしさを訴求している。このCMへの反響は大きく、新たなユーザーの獲得にもつながっている。
「コスタコーヒー」では、ユーザーの飲用目的や飲用シーンを的確にとらえ、PETボトルコーヒーだけでなく、家庭用コーヒー豆、飲食店用卓上マシン、直営カフェなど、マルチ・プラットフォームによる多角的なブランド展開をめざしている。
流通向けの施策としてさまざまなキャンペーンのほか、食とのマリアージュにも注力。バレンタインの時期はチョコレートとの組み合わせ、シリアルやパンと合わせた朝食シーンの提案など、POPやボードも用意し、「コスタコーヒー」との相性のよさを訴求する。
5月30日には新フレーバー「コスタコーヒー アーモンド ラテ」を発売予定。同品はコク深いエスプレッソに国産牛乳とアーモンドミルクを合わせ、ほどよい甘さを加えたまろやかな風味のカフェラテ。職場や自宅でのリラックスタイムに安らぎを提供する。
さらにコンラッド東京や有名シネマチェーン、有名テーマパークなどとのコラボレーションなど、ブランド価値の向上につなげるプロモーション施策を次々と発表。金澤氏は「家庭用・業務用問わず、それぞれのビジネスの親和性を担保しながら、高品質なマスプレミアムコーヒーブランドとして、『コスタコーヒー』を育成していきたい」と思いを語っている。
「コスタコーヒー」の売場展開事例
提供元・DCSオンライン
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