ペットショップやスーパーなどに並ぶ数々の犬のごはん。鶏、豚、牛はもちろん、猪や鹿などのジビエ系、チーズやスナック系などさまざまなものが販売されている。そこで今回は、前回の牛肉、鹿肉、馬肉に続き、魚系のエサで検証。では本当に犬(やはりうちの犬限定ですが)がよだれを出して飛びつく魚はどれ!?
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今回も検証に参加させたのは、ボストンテリアのグリフィン。6歳で8キロのオスだ。検証内容も変わらずこちら。
・においにどれくらい関心があるか
・待て、の間にどれくらいむずむずするか
・半分咥えさせたとき、どれくらい引っ張るか
・食べているときの夢中さ
・食べ終わっておかわりを望む目の輝き
では、検証開始!
犬も猫も大好き!? 煮干しのポテンシャルを確認
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まず登場したのは、かたくちいわし。人間も干物などをおつまみでいただくこともあるが、近年の食卓にはあまり並ばない魚だ。カルシウム満載のこいつの実力やいかに!?
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においを嗅がせてみると、ふむふむ、まあまあ興味がある様子。器に入れてマテをすると、反射的にお座りをして鼻をぺろぺろ舐めて落ち着こうとしている。ただ今のところテンションは低めだ。
次は咥えさせて引っ張ってみると、そんなに強くがっついてこない。いわしの干物は犬的にもそこそこ食べる機会があるので、好奇心があまり湧かないのかも知れない。しかしヨシ!と声をかけると5匹くらいをペロリ。満足そうに口の周りを舐めていた。もっと欲しい度は、まずまずといったところ。
人にとっては素敵なおつまみ。では犬にとっては?
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お次は、フライや天ぷらで人間も食べる機会がまあまああるワカサギ。イワシよりひょろ長いフォルムとフカフカした食感が魅力。干物だけど肉付きは良さそうだ。
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グリフィンの鼻先にワカサギを持っていってみると…お、珍しい反応。何故かキバをむいて唸り始めた。ひょろ長いやつをライバルとでも思ったのだろうか。器に入れるとそわそわ感アップ。あちこち見て鼻をぺろぺろやっている。かなりお気に入りのにおいだったのだろう。
咥えさせて引っ張ってみると、ひょろ長い身がボロボロになるくらいの噛みつき度。ガチガチ噛みながら、筆者の指に近づいてくる。噛まれては大変なので、うわわ、なんて焦りながら華麗に指をエスケープ。これでゴルフ焼けした人差し指は守られた。器に入れるとガブガブ即食い。かなりポイントが高い反応だ。さらに目をぎらつかせて、次のワカサギを欲しているようだった。