続々新しい味わいが発売されるカップラーメン業界。すっかり暖かくなった今でも、その波は衰えない。そこで今回は日清食品が新しく発売した中でも注目度の高い、海老に特化した二つのカップ麺を紹介。実食しその魅力をお伝えしよう。
お子様が泣いて喜ぶ超絶クリーミーヌードル
まずは4月4日に発売されたカップヌードルシリーズの最新作「海老のトマトクリーム」。オレンジ色と海老のイラストのパッケージが目を引く。フタを開けてみると、カップ麺ではなかなか見かけないブロッコリーに、当然の海老、たまご、人参などのフリーズドライがぎっしり入っている。
お湯をかけて3分、再びフタを開けるといつものように、麺が見えないぐらい膨らんだ具材に覆われている。色彩豊かでなんともうまそうだ。味が馴染むまでぐるぐるとかきまぜて、まずはスープからいただきます。
おおー、かなりとろとろでクリーミー。まるでシチューやポタージュのよう。トマトの甘味や酸味もしっかり感じられ、トマトクリームの名前に偽りなしだ。そして海老ちゃんね、たしかにおります。ガツンとではないけど、少し奥の方に隠れている感じ。時々スープ専門店などで見かける「海老のビスク」くらいの海老力はないが、ここにいるよーと呼びかけてくる。
ではお次は麺をいただきましょう。スープの粘度が高いせいでズルズルというより、ゾゾゾゾという感じで麺を吸引。んーなるほど、これはラーメンというより、スーブスパゲティすなー。さらにゾゾゾゾ。うんうん、クリーミーなスープともマッチングも悪くないし、ゾゾゾゾ、深い味わいというよりポップでこりゃお子様なんぞはたまらんでしょうなー。……でも海老くんどこよ!
具材の海老を食べると香ばしい味が弾けるんだけど、やはり別の魅力が際立っている。そこで目を閉じて瞑想し味の探索に出かけると、大きなトマトに隠れた海老くんが、おおーい僕いますよー、と尻尾を振ってくれた。海老くん、そんなところに隠れてないで出ておいでよ。と声をかけても元気がない。海老くん、僕はもう行きます。元気でね…。