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マンションの下の階がうるさい時のNG行動
下の階・上の階との騒音トラブルを避けるには?
マンションの下の階がうるさい時のNG行動

ここでは、マンションの下の階がうるさい場合のNG行動を取り上げます。過去には、訴えられたり、逆ギレされたりしたケースもあるようなので、注意が必要です。
NG行動①直接苦情を言う
騒音について住民に直接苦情を言うと、思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。苦情を言った住人が逆上し、怪我などのトラブルに発展するケースもあるのです。
クレームを受けると感情的になってしまう人もいるので、自分一人で対処するのはおすすめできません。また、下の階からの騒音であるにもかかわらず、苦情者が上の階からの騒音と勘違いしていたら、不快な思いをさせてしまう可能性があります。
場合によっては名誉毀損で訴えられる可能性もあるので、直接的なクレームは控えた方が良いでしょう。
NG行動②仕返しをする

下の階がうるさいと感じても、実は真下の部屋ではなく、2つ下の階から音がしている可能性があります。音は上に向かって響くため、同じマンションでも最上階の5階の住人が1階の住人の音に一番悩まされたという話もあります。
下から響いてくる音は、真下の階で鳴っている音ではない可能性があるので、仕返しをしようとしたり、床を叩いて威嚇したりすると、トラブルになる可能性があります。
まずは管理会社に相談し、適切な対処をしてもらいましょう。管理会社に何度相談しても状況が改善されない場合は、退去を検討した方がよいでしょう。
下の階・上の階との騒音トラブルを避けるには?

マンションでの騒音問題は、自分が巻き込まれるだけでなく、自分が原因となってしまうこともあるので注意が必要です。ここでは、騒音トラブルを回避するための対策をご紹介します。
騒音アイテムを使用する

騒音が別の部屋に伝わらないようにするには、防音グッズを使う方法があります。カーペットやフロアタイルなど、施工が簡単なものを防音対策に利用することができます。
また、ドアの開閉は、意識して静かに行うほか、ドアクローザーや隙間テープなどの防音グッズを使用するのも効果的です。ドアクローザーは、ドアが閉まるスピードを調整できるグッズです。
通常、玄関ドアに設置されますが、室内ドアにも後付けすることができます。ドアクローザーで閉まる速度を遅くすれば、「バタン」と閉まる心配がなく、ドアの開閉による騒音が軽減されます。

引き戸の場合は、ドアを閉めたときにバタンとなる戸当たり部分にクッション性のある隙間テープを貼ることで、ドアがバタンと閉まる音を軽減することができます。
洗濯機など大きな振動を発生する家電製品からの騒音を低減するには、防振マットの使用をお勧めします。防振マットを洗濯機の下に敷くと、マットが振動を吸収し、個々の音の伝搬を抑えることができます。
洗濯機を移動してマットを置くのが大変という場合は、洗濯機の四隅に小さな防振ゴムを設置するのも有効な方法です。
音がうるさい家電の使い方に注意する

掃除機や洗濯機などの家電製品については、よほどのことがない限り、近隣から苦情が来る心配はありません。ただし、夜間や早朝に寝ている人もいるので、掃除機や洗濯機の使用は控えた方がよいでしょう。
どうしても夜間や早朝に作業をしなければならない場合は、洗濯機を壁から少し離して設置したり、掃除機をなるべく壁に当てないようにしたりすることで、個々の騒音を軽減することができます。
また、夜8時から翌朝9時までは音楽を聴くのを控えるなど、音楽や楽器の演奏を楽しむことを控えめにすることで、騒音トラブルのリスクを減らすことができます。
音が響きにくい部屋を選ぶ

騒音問題をできるだけ避けて静かに暮らしたいという方は、お部屋探しの段階から、上下左右に響きにくいお部屋を選ぶことをおすすめします。
例えば、木造のマンションは鉄筋コンクリートのマンションに比べると、どうしても音が響きやすくなってしまいます。
大量生産された2階建てや3階建てのマンションは木造であることが多いので、部屋探しの際には注意が必要です。
不安な場合は、不動産屋さんに聞いてみたり、内覧の際に壁に耳を当ててみて、問題なさそうかどうかを確認すると良いでしょう。隣や下の階からの騒音が少ないとされるのは、コンクリートでできた部屋です。