AIによる自動運転がもうすぐそこに迫っているように、技術の発展はとどまることがありません。ひと昔前には最先端と思われていた装備は衰退し、新たなデバイスが搭載されるという繰り返しです。あと数年もすれば、ABSやエアバックが当たり前の装備になったように、すべての新車に自動ブレーキが装備されるでしょう。そういった目でクルマを眺めると、また違ったクルマ選びができるかもしれませんね。

Chapter
バッグミラー/サイドミラー
シガーソケット/USBポート

バッグミラー/サイドミラー

ガラスやトランスミッションなど…技術の進化によって、今後消えそうな車の装備
(画像=『CarMe』より 引用)

ミラーを持たない車の生産は、すでに認可されており、販売するかどうかはメーカー次第となっています。

BMWとレクサスは、いち早くミラーレスを取り入れ、市販を視野に入れています。そのメカニズムは、車外に設置されたカメラの映像を、車内のモニターで確認するという単純なもの。

これまでの車には当然のように付いていた装備だったこともあり、サイドミラーのない外観は見た目に少し違和感を覚えます。しかしサイドミラーを排除することによって、車両デザインの自由度は上がり、サイドミラー部分で発生していた風切音を気にしなくて良くなります。それは少なからず燃費にも貢献するでしょう。

ミラーレス時代になったら、クルマのデザインはどのように変わるのか、興味はつきません。

シガーソケット/USBポート

ガラスやトランスミッションなど…技術の進化によって、今後消えそうな車の装備
(画像=『CarMe』より 引用)

これまでの車には、当然のように付いていたシガーソケット。タバコを吸わない人口の増加で、名称が電源ソケットなどに変わっています。そこに標準でシガーライターまで付くことはなくなりましたが、これまで車内の電源供給源として重宝したという方は多いのではないでしょうか。

また、いまどきの車ならUSBポートが高確率で装備されていますので、アウトドアで電源を必要とする使い方以外では、シガーソケットの存在感が薄れています。

さらにクルマとスマホの連携といった意味では、近年はQiやBluetoothが浸透しつつあり、USBポートまで必要なくなるのかもしれません。