昆虫がいなくなると人類も滅びる
昨年発表された研究では、すでに世界中の昆虫の約40%が減少傾向にあり、その総数は1年に2.5%のペースで減っていることが明らかにされました。
この傾向が止まらなければ、2119年までには地球上から昆虫がいなくなると予想されます。
農薬や都市開発、温暖化に加えて、5Gがそのスピードを加速させるかもしれません。
そして、昆虫の絶滅は人類の絶滅をも意味します。
昆虫は、地球の生態系を維持するのに欠かせない存在であり、動物たちの食料源や植物・農作物の花粉媒介などを担います。
このサイクルがストップすれば、昆虫以外の動物は一気に減り、人が食料とする農作も育たなくなるでしょう。植物も消えていくので、地球上の酸素が減少し、温暖化も進みます。
昆虫がいなくなれば、人類や動物だけでなく、緑の地球も失われてしまうのです。
エンスレ氏は「昆虫の減少を止めるには、今回のように、一見無関係に見える事象にも目を向ける必要がある」と述べています。
参考文献
phys
soyacincau
提供元・ナゾロジー
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