こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
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ネットにビジネスやマネーが流入し、個人がメディアで発信できる時代になりました。いわゆる、「個の時代」と言われているものです。法人の大手メディアが優秀なライターをいくつも抱えて、個人が真似のできない信用と数で攻める時代において、個人が生き残るには「本音」で勝負するしかありません。

Twitterでのつぶやきも常に本音でいきます。

個の時代、個人メディアは「本音」が求められている
写真AC:編集部(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

本音のブログにはアンチとファンができる

公式ブログや他社メディアでは比較的、落ち着いた文体で話を展開しています。が、英語ブログは言いたいことを歯に衣着せぬ物言いでバンバン好き勝手言っています。もちろん、他社・他人を誹謗中傷したり、社会に迷惑をかける事はしていませんので、自由といえば自由です。ですが最初の頃は批判を恐れていた時期もありました。「こんな過激なことを書いて、山ほど批判が送られてきたらどうしよう」と。

しかし、その結果待っていたのは意外にも「熱烈なファン」の存在です。かしこまり、お行儀よく、丁寧なメディアばかりが世の中にある中で、本音全開で「ダメなものはダメ!」と言い切る事で強く共感をしてくれる人が表れたのです。本音全開でいってよかったなと思います。

もちろん、熱烈なファンもいる一方で怒り狂ったアンチもいます。何か書けばすかさず「バカなことばかり書いて、頭悪いんじゃないの?w」とメッセージが送られるのです。建設的な内容で、自分とは異なる意見であるなら、きちんと誠意を持って返信をしています。しかし、人格否定や中身を読まずに送ってくるメッセージには、一切返事をしていません。

このように本音全開のブログにはアンチもファンも両方生まれるのです。

法人メディアが真似できない事をする

百戦錬磨の先輩経営者からすると、私はまだまだ青い部分もあるでしょう。しかし、曲がりなりにも数年間ビジネスをしてきて得られた事は、「とにかく強者の土俵に入らない」という戦略です。言い換えれば、法人メディアが真似のできない事をする、ということです。

弱小の個人メディアは法人メディアのように、とてつもないPV数を稼ぎ出すのは現実的ではありません。人や信用という面でも、広告費というリソースでも勝つことはできないからです。しかし、決して多くない訪問者から熱烈に共感してもらうものを作る事はできますし、実際それをビジネスとして取り組んでいます。その正体こそが「法人メディアが真似のできないこと」なのです。

法人の企画会議で間違いなく却下を食らいそうなもの、企業イメージを損なう恐れがあって手が出せない事を取り入れます。英語ブログでそれを体現し、ありがたいことに支持を頂いた事でこの考えは「弱小の個人ビジネスが取るべき戦略として間違いなかった」と思うようになりました。

個人のビジネス、メディアが取り組む戦略は、大手が真似のできない事をやるべきです。大手と横並びになった瞬間、待っているのは戦いにすらならない圧倒的敗北です。