目次
手軽に導入できる小型クーラー、それがポータブルクーラー
・ポータブルクーラーの種類
ポータブルクーラーを扇風機やエアコンと比較
・扇風機よりも冷却効果が高く涼しい!
・設置工事が不要! エアコンよりも導入が楽
・電気代はモデルによって異なる
暑すぎる日本の夏を乗り切るために扇風機やエアコンは欠かせないアイテムだが、屋内でも屋外でも使えるポータブルクーラーが便利だと話題になっている。
ポータブルクーラーはその名のとおり持ち運びできるサイズのクーラーであり、熱中症対策として手頃に活用できるのだ。
気になるのが、ポータブルクーラーの機能やエアコンやクーラーとの違いだろう。
そこでこの記事では、暑い夏を快適に過ごせる話題のアイテム「ポータブルクーラー」の機能や性能、おすすめの商品15選を紹介していく。
手軽に導入できる小型クーラー、それがポータブルクーラー

ポータブルクーラーは、片手、もしくは両手で持てるサイズの小型クーラーであり、AC電源や車のシガーソケットで給電して使える家電だ。
スポットクーラーとも呼ばれており、室外機を使わなくとも夏場の暑さを凌げる冷却効果を得られるため、屋内はもちろんのこと、車中泊やキャンプなどでも重宝されている。
エアコンやクーラーを設置できないような蒸し暑い部屋に、人工的なオアシスをつくってくれるアイテムなのだ。
ポータブルクーラーの種類
ポータブルクーラーは主に、室外機が必要なタイプと不要なタイプ、そして室外機が本体に搭載されたタイプの3つに分けられる。
室外機が必要なタイプはエアコンのような高い冷却性能を誇るが、専門業者による設置工事が発生するため、導入の手軽さはなくなってしまう。
室外機が本体に搭載されているタイプはエアコンほどの冷却性能はないが、6畳くらいまでの部屋であれば、夏場でも涼しく快適に過ごせるだろう。
手軽に持ち運びをしたい場合は、片手で持てるコンパクトなサイズの室外機非搭載のタイプがおすすめだ。
このタイプは水と氷を用いて空気を冷やすため、部屋全体の温度を下げるのではなく、局所的な涼しさを得るためのポータブルクーラーだと覚えておこう。
ポータブルクーラーを扇風機やエアコンと比較

夏の暑さを凌げる代表的な家電の扇風機やエアコンとポータブルクーラーを比較した場合、どのような違いがあるのかをわかりやすく説明していこう。
扇風機よりも冷却効果が高く涼しい!
古くから夏の暑さ対策に使われている扇風機は、エアコンがない家庭では今でも重宝されている。
そんな扇風機とポータブルクーラーの明確な違いは、冷却方法と冷却効果だ。
ポータブルクーラーは、水や氷、フロン系ガスを冷媒にして冷たい空気をつくっているため、送風の温度が一定の扇風機よりも涼しさを感じられる。
また、一般的な扇風機はコンセントから給電できるが、ポータブルクーラーはシガーソケットから給電できるモデルも多く販売されている。
設置工事が不要! エアコンよりも導入が楽
室外機が必要、もしくは室外機が本体に搭載されているポータブルクーラーは、一般的なエアコンと同じ機構になっている。
その働きは、空気を取り込んだあと、熱交換器によって空気を冷却し、排気口から温風を逃すというものだ。
室外機搭載タイプのポータブルクーラーを室内で使用する場合、部屋についている排気口、もしくは窓に排気ダクトを通すことで屋外に熱を逃がすことが可能。
つまり、エアコンのように設置工事をする必要がないのだ。
エアコンの設置工事は、夏の繁盛期であれば1週間〜2週間ほど工事を待たされるケースもある。
ポータブルクーラーであれば面倒な工事の手間を省けるため、購入してから即日稼働できる大きなメリットだろう。
また、ポータブルクーラーはエアコンと比べてだいぶサイズが小さく持ち運びが可能なため、アウトドアや部屋の限られたスペースでも活用できるのは魅力的だ。
ただし、冷却効果に関しては、ポータブルクーラーのどのモデルよりも基本的にエアコンが勝るため、広い部屋で使う場合は室温を下げることが難しくなるだろう。
電気代はモデルによって異なる
夏場はエアコンなどの稼働で電気代が高くなる傾向にあるため、ポータブルクーラーにかかる電気代も気になる人は多いだろう。
しかし、商品のモデルよって消費電力が異なるため、一概にどちらの方が電気代が高くなるとはいえないのだ。
たとえば、消費電力620Wのポータブルクーラーと、消費電力500Wのエアコンの1ヶ月の電気代を比較した場合、エアコン方が安くなる。
サイズが小さいポータブルクーラーの方がエアコンよりも節電に適しているとは限らないので注意しよう。