TVerのデメリットは?

TVerは地上波の番組と同じように、TVCMが流れることで無料で楽しむことができる。そのため、TVCMを早送りしたり飛ばすことはできない。これは慣れないと意外とイライラする。

次に、TVerで配信されている番組を見るためには、誕生年月や郵便番号を入力するアンケートに答える必要があるり、これが初回だけならいいが、何度か表示されるのがちょっと面倒くさい。

また、TVerで配信されるテレビ番組は、基本的に放送から1週間なので、後で見ればいいやと思っていると、配信が終了していることもある。もちろん、TVerは録画することができないので、配信が終了するともうその番組を見ることができないのだ。

しかも、フジテレビだけは「FOD」というアプリが別途必要になるの面倒くさい。フジテレビは独自に番組配信サービスを行っており、リアルタイム配信は無料だが、過去作品は有料視聴できるようになっている。

最後に、Wi-Fi環境でTVerを楽しんでいる分には問題ないが、スマホのデータ通信を利用して視聴している場合は、データ通信量がどんどん消費されることに注意したい。

TVer公式サイトによると、パソコン、スマホ、タブレットの場合は30分で平均400MB程度、テレビでは30分で平均700MBほど消費するので、ずっとTVerを見続けていると、キャリアと契約しているデータ通信量をアッという間に使い切ってしまうかもしれないのだ。

■TVerのデメリット

【1】TVCMは早送りや飛ばすことができない
【2】アンケート画面が何度も表示される
【3】TVerは1週間で番組の配信が終了するので、見逃してしまうことがある
【4】TVerは基本的に録画したりダウンロードすることはできない
【5】フジテレビだけは「FOD」アプリが必要になる
【6】Wi-Fiで接続しないとスマホのデータ通信量が大量に消費される

本当に無料なの?「TVer(ティーバー)」のメリットとデメリットをじっくり解説
(画像=TVCMのおかげで無料なので仕方ないが、TVCMは早送りやスキップが一切できないので、面倒でもじっと見続けるしかない(画像は「TVer」公式サイトより引用)、『オトナライフ』より 引用)

まとめ

いかがだろうか? TVerは会員登録不要で本当にお金は一切かからない。もちろん、在京民放キー局5社などで運営するしっかりしたサービスなので、セキュリティ的にも不安はないだろう。

とくに、一部時間帯だけとはいえリアルタイム配信が始まったことで、テレビチューナーのないスマホでも地上波の生放送が日本全国で楽しめるようになったのは、かなり画期的なことだと思う。

その一方で、TVCMは早送りや飛ばすことができないので、レコーダーで予約した録画番組のCMを飛ばすことに慣れた人にとっては、ジッとTVCMを見続けないといけないのは結構イライラさせられるはずだ。

また、自宅にWi-Fiがない人がスマホのデータ通信でTVerを見続けると、データ通信量がとんでもなく消費されてしまうので、くれぐれも注意してもらいたい。

なお、TVerでは一部NHKの番組も配信されているが、NHKは独自に「NHKプラス」という見逃し配信サービスを行っている。詳しくはこちらの記事を参考にしてほしい。

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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