何かをきっかけにニートになってしまい、思いのほかニート期間が長くなってしまったという人は少なくないでしょう。

実は、ニート期間が長くなるほど正社員就職は難しくなるというデータがあります。

いつかは脱ニートして、真面目に正社員でバリバリ働くぞ!と思っていても思うように仕事が見つからないというケースはとても多いです。

今回は、ニートの現状や就職率との関係について解説します。

この記事を読むことで、以下のことが理解できます。

  • ニートは実際どのくらいいるのか
  • ニートの継続期間は一般的にどのくらいなのか
  • ニートの継続期間と就職率の関係性
  • ニートから正社員就職を目指す方法 今現在ニートで、これから就職を探そうと考えている人にぜひ読んでいただきたい内容です!

Contents
1 日本のニートの割合
2 学歴別ニートの割合
3 ニートの継続期間
4 ニートになった原因の割合
5 ニートの継続期間と就職率
6 ニートになる前の職歴の割合
7 ニートが逆転就職するための確実な方法
8 まとめ

日本のニートの割合

ニートの割合 | ニートと就職率の関係も徹底考察
(画像=『キャリアゲ』より 引用)

日本におけるニートの数と人口に占める割合については、以下のデータの通りです。

▼全国のニートの割合

日本の総人口 ニートの人数 ニートの割合
1億2644万3千人 94万人 0.7%

参照:総務省統計局ホームページ「人口推計の結果の概要」、厚生労働省ホームページ「若年者雇用対策の現状等について」

ユーくん
1000人に7人ってことかぁ。まあ少ないってことなのかな。

ダルマちゃん
でも総人口におけるニート人口だからね。1000人に7人っていう数は一概に少ないとも言い切れないよ。

日本の人口におけるニートの割合は0.7%です。

総人口における数字ということですが、学生でもなく主婦でもない、仕事もしておらず就活もしていないのがニートであることを考えると少ない数字とは言い切れません。

知識としてこの数字を覚えておくと良いでしょう。

学歴別ニートの割合

ニートの割合 | ニートと就職率の関係も徹底考察
(画像=『キャリアゲ』より 引用)

ニートの最終学歴に関して調べてみましょう。

中卒・高卒・専門卒・大卒の割合は以下の通りとなります。

▼中卒ニートの割合

※全ニートを100%とした場合の割合

①中学校卒業の後、高校入学せず 全体の4.3%
②中学校卒業の後、高校中退 全体の12.0%
中卒ニートの割合 全体の16.3%(①+②)

▼高卒ニートの割合

※全ニートを100%とした場合の割合

①高校卒業 全体の77.0%
②高校卒業の後、専門学校など卒業 全体の18.2%
③高校卒業の後、大学卒業 全体の29.7%
高卒ニートの割合 全体の29.1%(①−(②+③))

▼専門卒・大卒ニートの割合

①専門卒卒業(専門卒ニートの割合 全体の18.2%
②大学卒業(大卒ニートの割合 全体の29.7%

▼ニートの最終学歴まとめ

中卒 高卒 専門卒 大卒
全体の16.3% 全体の29.1% 全体の18.2% 全体の29.7%

参考:財団法人社会経済生産性本部「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究報告書」

ユーくん
中卒や高卒が多いと思っていたけど案外大卒のニートもたくさんいるんだね。

ニートの最終学歴に注目して分かることは以下の通り。

  • 高卒ニートと大卒ニートはほぼ同じくらいの割合である
  • 学歴によって明らかな差は見られない
  • 中卒ニートの割合が最も少ない 「学歴が良ければニートになることはなさそう」というイメージを抱く人が多いですが、大卒ニートが最も多い結果。

これにはびっくりした方も多いかもしれませんね。