自給自足について

【大阪→岡山|地方移住の現実】野菜から猪肉まで自給自足!自然の恵みの中で感じたことは?
(画像=『cazual』より 引用)

ーー自給自足されているとのことですが、どのようなものを育てているのですか?

「多くの野菜は、うちの畑で作っています。たいていの野菜は自給自足していますが、もやしは育てられないので、スーパーで購入しています。庭に生えているゆずで、ジャムを作ることもありますよ」

ーーいつも野菜は豊富に採れるのでしょうか?

「イノシシやシカが畑を荒らすため、思ったように野菜が採れないときもあります。畑を守るために、害獣駆除する必要があり、里山なのでイノシシやシカが入れないように、バリケードを作っています」

【大阪→岡山|地方移住の現実】野菜から猪肉まで自給自足!自然の恵みの中で感じたことは?
(画像=『cazual』より 引用)

ーーご自分でイノシシを獲るのですか?

「イノシシは、わな猟で獲ります(※ご家族がわな猟免許を取得されています)。イノシシを獲るのが目的ではないので、自分の山に現れるイノシシだけを狩るといった形です。

捕獲したイノシシは、皮をはぎ、解体して内臓をとり、生肉にします。捕獲から生肉にする作業は、家族がやってくれるので、私は解体したことがありません。血抜きがうまくできれば、豚肉のような風味でおいしいですよ。(写真はイノシシの肉を使ったお好み焼き)」

ーー他の動物も獲るのですか?

「主人の仕事仲間で食事会をすると、すっぽんが登場することもあります。アライグマはあまりおいしくなかったかな。海に近いおうちの人は、お鍋を持って魚釣りをしに行く人もいました。魚を釣ることも、動物をとることも、野菜を育てることも生活の一部なのです」

地方移住して感じたこと

【大阪→岡山|地方移住の現実】野菜から猪肉まで自給自足!自然の恵みの中で感じたことは?
(画像=『cazual』より 引用)

ーー地方移住をして、大変だと感じたことはありますか?

「大変だったのは、備前へ来たばかりのとき。周りは知らない人ばかりで、気持ちが落ち込むこともありました。山や畑はあるけれど、商業施設が少なく、当時は生活の楽しみ方がわかりませんでした。仕事も少なかったと思います。ご近所さんやまわりの人と打ち解けられるようになってから、少しずつ生活を楽しめるようになりました」

ーー地方移住と仕事の関係についてどうお考えでしょうか。

「今はネットがあれば商品を販売できるので、パソコンを使った仕事と地方移住の相性はいいかもしれません。私の家族は備前焼を作っており、ネットで販売もしています。今はどこにいても、パソコン一つあれば商売ができます。便利な世の中になりました」