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有名ベンチャー企業の3つの事例
ベンチャー企業を選ぶ際の3つのポイント

有名ベンチャー企業の3つの事例

ベンチャー企業とは | 他の用語の違いや特徴・事例・選び方を徹底解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

実際に名の知れているベンチャー企業は数多くあります。

この章では、有名なベンチャー企業を3つ取り上げ、その特徴について細かく解説していきます。

ベンチャー企業の成長の過程や、何がきっかけで有名企業にまで成長を遂げたのか、しっかり見ていきましょう!

株式会社DeNA

ベンチャー企業とは | 他の用語の違いや特徴・事例・選び方を徹底解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

世界的に名の知れているDeNAは、ベンチャーの中でも特に大きく成長した企業として有名です。

▼株式会社DeNAの概要

業界インターネット関連企業
設立1999年に DNAとして設立されるのが始まり
重要人物創業者:南場智子元DeNAの起業家・赤川隼一 ライブ配信プラットフォーム「ミラティブ」創業
・鈴鹿竜吾 ライトマップ代表取締役社長
・秋元里奈 ビビッドガーデン社長
特徴・創業20年ほどで従業員数約2,500名・売上高約1,400億円の大企業に成長
・1999年にPC向けオークションサイト「ビッダーズ」(ヤフオクに似たサービス)サービス開始
・2006年に「モバゲータウン」サービス開始→2008年には会員数1,000万人を超える大ヒット
・DeNAショッピング、DeNAトラベルなどを幅広く展開

ネットオークションから始まったDeNAは、ショッピングモールやモバイルオークション、ソーシャルゲームなど幅広いジャンルでサービスを提供しています。

DeNAが一時的ではなく常に進化し続けてきた理由は、そのスピード感だと言えます。

常に新しいことに貪欲にチャレンジしていくDeNAの動きは非常に興味深いもの。

海外企業の買収や提携なども目まぐるしく、今後もさらに成長していく伸びしろのある企業です。

LINE株式会社

ベンチャー企業とは | 他の用語の違いや特徴・事例・選び方を徹底解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

知らない人がいないと言っても過言ではないチャットツールのLINE。

LINEのサービスはLINE株式会社により生み出されたものですが、そのLINE株式会社もベンチャー企業のひとつです。

▼LINE株式会社の概要

業界インターネット関連企業
設立韓国最大のインターネット会社NAVERの子会社として2000年に日本で設立される
重要人物元ライブドア代表取締役社長の出澤 剛がLINEの代表取締役、元代表取締役社長 森川 亮
特徴・SNS利用者の8割が利用するサービスにまで成長
・LINEモール、LINEモバイル、LINEワークス、LINE証券などさまざまなサービスを展開

LINE株式会社はメインのサービスであるLINE以外にも、常に時代にマッチした新サービスを次々に生み出しています。

ユーくん そう言えば、ヤマト運輸の発送もLINEで通知を受け取ったり、日時指定ができるとか、すっごく便利だよね

新しいサービスを展開するスピード感は、やはりベンチャーならでは!

今後のLINE株式会社の動きにも目が離せませんね。

株式会社メルカリ

ベンチャー企業とは | 他の用語の違いや特徴・事例・選び方を徹底解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

フリマアプリと言えばメルカリです。

メルカリを運営する株式会社メルカリも大成長を遂げたベンチャー企業の一つ。

その概要をチェックしてみましょう。

▼株式会社メルカリの概要

業界インターネット関連企業
設立2013年に株式会社コウゾウとして設立後同年に株式会社メルカリとなる
重要人物創業者・代表取締役社長 山田進太郎
特徴フリマアプリメルカリの運営会社

ユーくん まだ設立してから7年の会社なんだ!すごいね!

メルカリは、2013年にフリマアプリの「メルカリ」をスタートしてから、順調にその売り上げを伸ばしていきます。

現在では、メルペイ(非接触型決済サービス)がだんだんと利用者を増やし、フリマアプリの売り上げをそのまま街でのお買い物に使用できる画期的なサービスとして人気を集めています。

代表取締役社長の山田氏は楽天でのインターンを経験した際に、楽天オークションの立ち上げにも携わっていたそう。そのアイディアをうまくメルカリに生かしたというわけです。

ベンチャー企業を選ぶ際の3つのポイント

ベンチャー企業とは | 他の用語の違いや特徴・事例・選び方を徹底解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

ベンチャー企業と言ってもその数は相当多いです。

ベンチャー企業への就職を考えるなら、「良いベンチャー企業」を選ぶ必要があるのは言うまでもありません。

この章では、何を基準にベンチャー企業を見極めていけばよいのか、そのポイントを3つ紹介します。

社内のITリテラシーの基準が高い

ベンチャー企業を選ぶ際に注目しておきたいのがITリテラシーの高さです。

なぜなら、今の時代はITが全てと言っても過言ではないほど、ITが重要だからです。

ユーくん ちょっと待って。ITリテラシー…?

ダルマちゃん ITリテラシーは、各種IT関連サービスや技術について理解して使いこなす能力のことだよ!

ITリテラシーが低ければ、ITを駆使してサービスを作り上げても、セキュリティ面が脆弱で詐欺にあってしまったり、仕事自体を効率的に進めなくなったりと、デメリットは甚大です。

これから選ぶなら、ITリテラシーの高いベンチャー企業に限ります。

事実、企業の時価総額ランキングの上位には、

・Apple
・Amazon
・マイクロソフト

など、ITの最先端をいく企業が名を連ねています。

黒字化の見通しがある / 黒字化が継続する見通しがある

ベンチャー企業を選ぶ際には、その企業がすでに黒字である、もしくは黒字化する見通しがあるかどうかがとても大切な判断材料になります。

その理由は、企業が黒字であれば

・新規事業への投資力がある
・社長やメンバーの能力が備わっている
・資金力が十分にある

と判断できるからです。

ユーくん なるほどね。結局企業に資金力がなければ成長もできないってことか。納得!

ダルマちゃん そう。赤字の企業を選んでしまうと、結局自分も企業も成長できずに終わってしまうなんてことも大いにあり得るからね!

現状の成長レベルに合っている

ベンチャー企業にも様々なレベルがあります。

企業を選ぶ際には、自分に合った成長フェーズにある企業を選ぶ点も重要なポイントです。

ユーくん 企業の成長フェーズって何?

ダルマちゃん ベンチャー企業には大きく4つの成長フェーズがあるんだ。ここから解説していくね!

ベンチャー企業の成長フェーズは以下の4つです。

1. 創業期
これから創業するもしくは創業間もない段階。
2. 立上期
立ち上げてからの1年〜3年間、従業員が10名以下などで顧客も少ない段階。
3. 成長期
従業員の目安は30名以上。ミドルステージ。一気に伸びるか停滞するかの分かれ道。
4. 拡大期
上場するかその予備軍となるかのレベルで、メディアに取り上げられ話題を集めるとき。
従業員は100人以上になり売り上げも何十億にのぼる。

ダルマちゃん それぞれのフェーズでどのような人材が適しているかもチェックしておこう!

成長フェーズごとの「求められる人材」
1. 創業期
新しいものを自分の力で生み出すことができる人。マルチタスクに長けている人。
2. 立上期
自分自身が活躍するのはもちろん、周りを引っ張っていくことができる人。
3. 成長期
企業がさらに成長できるよう、新しいサービスや事業を生み出していける人。
4. 拡大期
組織のルールを遵守し、他社を巻き込みながら効率的にプロジェクトを遂行できる人。

ダルマちゃん 基本的には同じベンチャー企業だから、「自分自身が高いスキルを持っている」ことが大前提だね!

ユーくん その上で、会社が大きくなればなるほど、周りとの連携や他社を引っ張っていく力が求められるってことか。

ダルマちゃん そうだね!会社の成長とともに自分自身も大きく成長できるのがベンチャーの魅力でもあるよ!